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5日は朝4時に宿を出て、行者還トンネルに向かう。道は国道なのだが思い切り狭く、運転には苦労する。約1時間走って行者還(ぎょうじゃかえり)トンネル前に着く。すでに20台以上の車が止まっていて、登って行く人たちもいた。
私たちも準備をして歩き始める(5時15分)。最初は沢沿いになだらかな道だが、行者還の出会いに向け一気に急なのぼりが続く、途中休憩を入れて1時間30分ほどで出合に着いた。この出合で、行者還岳の方から来る縦走路が合流する。途中にトンネルの東口からの道もあるらしい。風が強いので、ウインドブレーカーを羽織る。さらに30分ほどなだらかになった山道を歩くと。弁天の森という小さなピークに着く。
ここから少し下って、昔宿坊があったというコルを過ぎて登り返し弥山へ向かう。弥山小屋がっあって、沢山の人たちが休憩していたが、この小屋はまだ営業していなかった。小屋のわきを通って弥山山頂に行く。弥山山頂には天河弁財天の奥宮があった。弥山山頂に立つと、これから向かう八経ケ岳がすっきりした姿を見せていた。
小屋前まで戻って、八経ケ岳への道へ向かう。この道は大峰山系をさらにいく縦走路である。いったん下り、登り返して八経ケ岳山頂に登る。途中、柵があって網で囲っていたが、ヤマシャクヤクの保護のためということらしい。山道の周辺は美しいコケで覆われていた。10時30分、私たちは関西地方の最高峰である八経ケ岳(1914㍍)の山頂に立った。快晴に恵まれ、素晴らしい眺望を楽しむことが出来た。
下山は車を置いたので往路をたどるしかないのが残念。久々の山歩きで、最後の30分はいささかへばり気味だった。今年夏の富士登山のために、少しは鍛えておかないとならない。
下山後、行者還トンネルとくぐり、上北山村に入り国道169号線を下る。途中、道の駅と上北山温泉があったのだが、ゴールデンウィークの真っ盛りで駐車場にも入れないので、小処温泉まで行って入浴。上北山村の民宿に泊まった。
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