埼玉県蕨市北町にも荘厳な寺院があった。金亀山三学院という。京都の真言宗智山派智積院の末寺であり、埼玉県蕨市にある最も大きな寺院である。板橋区の乗蓮寺(じょうれんじ)と同じく、天正19年(1591年)に徳川家康から朱印地を寄進され、その後も歴代の将軍から朱印地が与えられ格式をあげていき、立派な寺院となっていった。1591年は家康が関東の諸寺院、諸神社に領地を寄進し、関東支配を確実にしていた時代である。前年の天正18年(1590)に徳川家康は江戸城に入城し、家康による関東支配がスタートしていたが、江戸城はまだまだ、粗末なつくりであり、家康50代にして、江戸政権への足固めが始まっていた。
This temple seems to be a rather prestigious temple.
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