奈良県宇陀市佛隆寺は室生寺の南門として本寺と末寺の関係にある。空海が唐から持ち帰った茶の種子を、弟子の堅恵が佛隆寺(宇陀市) に撒いたことが大和茶の始まりとされる。参道脇には奈良県最古とされる「千年桜」がある。この桜は推定樹齢900年とされるモチヅキザクラである。
The production of tea leaves in Nara prefecture is ranked at seventh in Japan. (本格的に伝えたのはその200年後の栄西では)茶葉の3分の2は京都に移出され、京都産の茶葉を中心にブレンドされ「宇治茶」として市場に出荷されている。大和茶の品質は、宇治にも劣らないが、販売力が強い京都への移出が多いことは仕方ない。