山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

STREET ART-PLEX KUMAMOTO【11】

2013-10-16 23:35:19 | 遊戯療法~レミングより
昨日今日、半袖Tシャツでは肌寒くなった。やっと、秋らしくなった。
注意すべきことは風邪対策。これからの季節は本番に向けて身体の管理に神経を使う。
身体が基本!本当に<基本>である。バリっとした役者体で迎える。

市街劇STREET ART-PLEX KUMAMOTO
「ポータル ゲート プロジェクト 1M四方国家」
10.19.18:30-19:45■熊本市上通り


■稽古ラスト3.10.16

「夢から覚めるとまた夢で、夢の夢でみた・・・」
このフレーズは劇団夢桟敷が35年前旗揚げをした「四畳半夢の下張~梅川の死のような微笑み」だった。
今回の市街劇と次回11月「遊戯療法」でも用いる。
無意識の内に「夢の夢」は一貫していた。「夢のつづき」は果てしなくつづく。
突如、現れる1メートル国家は突如として消える。消えては現れ、現れては消える。
前回4月公演、寺山修司「レミング」では「壁の消失」だった。
没後30年でこの国は消失しかかっている。
そのような時代に私たちは生きている。そして、これが劇の力だと発信するのだ。
私にとって「日常」とは何か。あなたにとって、私たちにとって!
ポータル=<異界>を<日常>に対置すると、日常の<狂気>が襲いかかって見える。
それが劇の業でもある。

☆メッセージ
崇城大学 芸術学部 三枝泰之

これは夢の話です。
上通りの商店街に現れた謎の扉が置かれた場所がポータルになって異次元へつながっているというものです。
この扉はドラえもんのどこでもドアのように取り出し可能ではなく、黒子のようなまたはミヒャエル・エンデの「モモ」に出てくる時間どろぼうのような男が守衛になっています。
そして地球のポータルつまり異次元への入り口として、例えばハリーポッターのホグワーツ特急の始発駅キングス・クロス駅のホームのような入り口なんです。
なんでこんなポータルとしてのゲート(扉)が現れたかというと現代の社会は、お金という神様とその神に仕える、デジタルテクノロジーという王が「あの世」とか「個人の夢」を見えなくしているからです。
このプロジェクトでは、山南さんと夢桟敷の方々がゲートをくぐった先で新しい町づくり、新しい国家を作るというもので、それが白昼夢なのか正夢なのか吉夢なのか悪夢なのかはそれぞれの異次元への旅ということです。
チャネリングで有名になったバシャールは「夢が現実で、現実が夢だ」と言っています。「パスポートを手に入れて下さい。」