山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

6月15日という日

2017-06-15 18:07:12 | モノローグ【エトセトラ】
1960年
国会前で安保反対を唱えるデモ隊と機動隊の衝突により、当時、東大学生であった樺美智子さんが殺害された日。総理は岸信介(今の総理の祖父)だった。
私が小2の頃、「アンポハンタイ!」と遊んでいたが、意味がわからず「アンポンタン」と思い込んでいた。ボンタンアメが好きだった。
1968年
高1の時、初めてベトナム反戦デモに参加する。この時に樺美智子さんのことを知らされた。圧死と言われているが、首を絞められた痕もあり、60年安保を経験した元学生がハンドマイクで機動隊に殺されたこをアピールしていた。当時の総理は佐藤栄作(今の総理の叔父)だった。
私がデモに参加した理由は、当時の文部省通達による高校生手引書に高校生の政治活動禁止が記されていたからだった。少年の反抗期に国が相手になった。

もう一つ、6月15日について。
1979年
この日に劇団を結成する。
東京都新宿区早稲田鶴巻町の2階建アパート6畳一間だった。
座長が早稲田大学文学部に編入し、私はそこへ転がり込んだというわけだ。私が26才で座長は22才だった。
そうか!あれから38年か。…今夜はささやかな記念日である。
東バイパスの保田窪ジョイフルで夜、禁酒中にも関わらずイッパイやっか、かあちゃん。
気が向いたら来るべし、歓迎します。

そんな日に共謀罪が採決されたとは!
恐怖政治と独裁国家の目に余る中でやらなければならなくなった。演劇はぼんやりしているとモノも言えなくなるだろうが、そんな危機意識があると反動でやり甲斐もあるというもの。
あっちフラフラ、こっちフラフラはしない。