本日9時から、決算特別委員会がありました。
13特別会計・2公企業会計の令和3年度決算の質疑を行いました。
今決算委員会においては、執行部へ、およそ半数の委員各位が質疑の事前通告を行いました。議会運営委員会、全員協議会で、将来的な稼働を目指して、今委員会で試験的に運用しようということになっており、定例勉強会 参加議員各位と、統一フォーマットでトライアルしました(なるべく通告を行うようにしましたが、その後に気づきのあった疑義に関しては、追加で質しました)。
事前通告していなかったこれまでと、事前通告した今回を較量し、町民のみなさんの立場から、実感できた成果を改めて抽出してみます。
1.統一フォーマットに決算書(ページ、款項目、事業名、決算額など)だけでなく、収入未済額内訳書、監査意見、追加請求資料などのチェック欄を作成し、膨大な資料の全てを見渡した上で、さらに深掘りが必要な質疑を集中的に行うことができる効率的な仕組みになった点。
決算書の額だけをみて、ほかの資料が未確認な状態で質疑に臨むことは、委員としての責務を果たしていないと断罪します。定例勉強会のなかで、自然と多岐に亘る資料の共有が進んだことも、相乗効果を発揮したと考えています。
2.通告を行った質疑に関して、確認やサジェスチョン、フォローが必要な点については、担当課長や担当職員各位が訪ねてきてくれ、やりとりを行え、思いの共有がスムーズに図れた点。
職員各位も、聞かんといてなぁ…というスタンスでなく、町民のみなさんに、決算や事業の成果がより正確に伝えられるように…と配慮して、時間を割いてもらったことが嬉しかったです。
3.追跡で調査研究分析する時間が、事前に少なからず確保できたことによって、当日のぶっつけ本番にならず(答弁のズレや漏れが起こりやすい)、執行部答弁の多くにおいて、明確に深みや厚みが看取できた点。
決算をふまえ、今後の方向性や提案を行った点についても、長や副町長、部長などとの共有がすでに行われた上での答弁となり、より実効性のあるものとなっていると察します。
また、副次的には、すでに、問題意識や論点について、お互いの思考の整理が完了しているので、議事の迅速化・効率化にも寄与したものと推し量っています。