開湯1300年を誇る山代温泉では、古くから菖蒲の匂いで邪気を祓ったり、薬効を引出す風習が行われてきました。 例えば、温泉や湯に浮かべて菖蒲湯にして入ったり、菖蒲を枕に下に敷いて寝たり、軒下に菖蒲飾りを付けたり・・・と温泉と菖蒲の付き合いは古くからあったようです。
ここで言う「菖蒲」と「花菖蒲」(あやめ・はなしょうぶ)とは葉が似ているだけで、まったく異なる植物です。
今年から、加賀市挙げて祭りを盛り上げる取組みを始めました。 名称も新に、「加賀温泉郷菖蒲湯まつり」と呼称を変えております。 加賀市辺りには、4つおおきな温泉地(粟津・片山津・山代・山中)があります。(お隣の福井県境には芦原温泉もあります。) 温泉と菖蒲はつながりが強いようです。 理由の一つに、アロマ・ハーブ湯的効能が、「菖蒲湯」にもあるからだと思います。
6月2日(日)午前8時30分からは、山代温泉郊外の「菖蒲畑」で御輿や浴槽に入れる菖蒲刈り式が行われ、4日の入湯式祈願祭・入湯式本番を迎えます。