ほっとやましろ情報局

石川県加賀市「山代温泉」のHOTな 旬な温泉地情報をお届けいたします。

「今年のにほんご2020コンテスト」実施中

2020年01月04日 | 局長ブログ

新年 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

加賀市文化の森プロジュクト「加賀山代あいうえおの郷構想」

山代温泉にある薬王院温泉寺の中興の祖 明覚上人は、サンスクリット言語、梵字の研究者で1093年に著した「半音作法」で現在の五十音図 あいうえお の配列の基礎を作った形でした。
温泉寺で10数年、住職を務められた間にいくつもの研究書が制作されました。明覚上人はお釈迦さんが実際に喋った発音に拘っていったそうです。
私達が目にする仏典に書かれた文字は漢字だけですが、お釈迦さんが書かれた仏典はサンスクリット言語、梵字のようです。
サンスクリット言語から漢字、漢字から平安時代の日本語・・・の発音に着目した結果、母音、子音、、、五十音図に至っていったという事なのです。
山代温泉では明覚上人に因んで、いろいろな取組をおこなっています。
以下、現在取り組んでいるものを紹介いたします。
 
加賀山代の「薬王院温泉寺」は、日本語の原点となった「五十音図」が生まれたところです。 「薬王院温泉寺」の中興の祖 明覚上人が平安時代後期の1090年代に発明されたのです。 これにちなんで、加賀山代ではこれから「にほんご」のことを考えたり、「にほんご」で遊んだりする文化的なイベントを開催しようと思っています。 さて、そのひとつとして「今年のにほんご」をみなさんから募集したいと思います。 2020年、みなさんが大切にしたいと思う「ことば」は何でしょうか?日本語のひと言で、それをみんなに教えてください。
 
開湯1300年の名湯 山代温泉では、コトバとくすりをテーマにしたかわいい謎解きさんぽが楽しめます。見てるだけでもワクワクする謎解きキットは、山代温泉だけの特別なもの。風情ある町を愛でながら不思議な世界に浸ってみませんか?
 

日本語を勉強したい!と思う人が、まず必要なのが五十音図です。ただ、これまで、五十音図の発音を外国語で表したものはありませんでした。ここでは、英語、フランス語、韓国語でその発音を表記し、さらに、日本語のカタカナ、平安時代初期まで使われた万葉仮名、そして五十音図ができるために必要不可欠だった梵字も合わせて表記しました。 旅行に来る外国人の人たちにも、ぜひ、「五十音図」というものがあることを知って頂き、さらに日本語の不思議さや奥深さにも触れて頂きたいと思います。 また、就学前のお子様のためにダウンロードしてお部屋に貼り、日本語の表記と発音を勉強する一助となれば幸甚に存じます。

 明覚上人供養塔(五輪塔)(国指定文化財)