明治時代の総湯(共同浴場)を再興した古総湯。山代温泉の中心に立ち、存在感満点です記念写真を撮る方多数。
しかし、シャンプーも石けんも使えないらしい!?し、お向かいの総湯(こちらは一昨年できたバリアフリーな共同浴場)に入ろう。となる方もいらっしゃるとのこと。確かに・・・。
しかし、両方入り比べると面白いと思います本日は古総湯の魅力的な入り方を紹介します総湯の魅力は次回また~。
なんといっても面白いのは明治時代の総湯を忠実に再現しているため、施設はシャワーもなく本当にかけ湯用の小さな温泉と、15人ほどが浸かれる温泉のみ。余計なものは作らない。余計なことはしない。だから温泉を純粋に味わえます。
といっても明治の山代の人々はハイカラだったようで、壁にはステンドガラスをあしらい多色の光が注いだり、壁面には染付(素焼きの器に絵を描く)の九谷焼をあしらったり。木は漆を何度も重ねて塗ってあります。床面も白いタイルも九谷焼です。天井や側面の一部が吹き抜けになっているので外の空気も感じられます。(露天気分!?)
また、総湯に比べ、人が少ないのでプライベート温泉のようにゆっくり浸かることができます。
お勧めの入り方は、浴衣で古総湯に行き、10分ほど浸かって、2階で涼み、また10分ほど浸かって・・・を3~5回ほど繰り返すと心から体が温まって心身ともにリラックスできます。2階にはお茶を飲んだり、本を読んだりできるくつろぎスペースがあります明智光秀なども山代温泉で、こういった治癒を数週間繰り返し、傷を癒したといわれています。最近、温泉の治癒効果が再注目されていますが、この古総湯はゆっくり浸かれるので治癒にもうってつけかなと思います。
現代人は数週間も、数回さえ入っていられない~と言われそうですが、温泉は短時間で体を温め、保温効果が高いのが特徴。数十分浸かるだけでも十分効果ありです明治時代の温泉を味わってみてください。
古総湯の番台の方情報によると、朝は45度ほどあり、夕方は39度くらいになるそうです。また、お客様は昼過ぎくらいから夕食前に多いそうです。プライベート温泉のようにゆっくりつかりたい方は早朝や夕食時間以降がおすすめだそうです。お好みの温度や時間帯に訪れてみてください。
夜はライトアップされ、金閣寺のようで外観もまた美しです