最近の水曜日の県総ナイターは混みすぎですね。
特に、私たちのような小学1年生を抱えたチームにとっては、安全な教室運営に神経を使います。
とは言え、小学生陸上が近づくこの時期は毎年こうなのですが…
さて、今日のテーマは「S.S.T.Jメソッド」についてです。
本屋に行くと、有名コーチや選手の指導本が数多く並んでいます。
私も何冊か気になるものを購入し研究してみましたが、当たり前ですが、どれも正解ばかりです。
一方、近くに目を移すと、どのチームの練習内容も正解ばかりです。
では、どのチームでも子供たちは同じように伸びるのでしょうか?
究極の問題ですね。
それはNOだと思います。
こう言ってしまうと物議を醸し出すかもしれませんが、指導者以上に保護者の皆さんがそれを敏感に感じていると思います。
私自身も、これまで一定地域の子供たちの指導を6年間行ってきましたが、順調に伸びた子もいれば、なかなかうまくいかなかった子もいます。
その要因の一つにコーチとの相性があります。
それはコーチと子供との関係だけではなく、その保護者の方も含めてのものだと思います。
先日、金沢のとある大学の先生のお話を聞く機会があり、その中で、子供の成長を期待するならば、親が自ら指導したり、口を出すのではなく、預けたコーチを信頼することだとおっしゃっておられました。
そのとおりだと思いながら、一方では指導者の一人として、責任の重大さを再認識しました。
そして、もう一つの要因はチーム力です。
チームカラーと言った方が分かりやすいかも知れませんね。
そのチームの目指すもの、コーチ陣、メンバー構成、練習内容、チームの雰囲気など、それこそ千差万別です。
その中で、一人一人の子供にあったチームを選ぶのは大変です。
S.S.T.Jのチームコンセプトは「めざせ!スーパーちびっ子」
私達がめざすスーパーちびっ子とは、わかりやすく表現すれば、100mも1000mも走幅跳も1番の子供です。
当然に、そんなの無理と思われる方がほとんどだと思いますが、それが決してそうではありません。
今年、高校男子の混成競技(走る・跳ぶ・投げるの8種目を2日間で行い、その総得点で競うもの)で高校新を出した京都の選手の各種目の記録を見ると、半分の4種目で富山県の単独種目の1位記録を上回っています。
もちろん、このようなすごい選手はそう簡単に育成できるものではありませんが、それくらいの勢いで取り組まなければ、全国大会はおろか、北信越の壁をも越えられません。
中・高生の大会では、毎年誰かが必ず1位になります。しかし、それが必ず全国切符をつかめると言う訳ではなく、また全国に行ってもなかなかファイナリストに名を連ねることができません。
それを変えていくには、小学生のうちから、これまでにない取り組みをしなければ…という思いから、S.S.T.Jを立ち上げました。
月曜日はスーパーコーチの黒川さんから、心と体の両面からの姿勢づくり、準備運動、動きづくり、そして中・長距離のメイン練習と、充実した90分間を送っています。
また水曜日は、お姉さんコーチの坂口さんから、丁寧な準備運動と体力づくり、動きづくり、そして短距離のメイン練習へと、同じく90分間の練習を行っています。
私たちの取り組みの成果がはっきりと表れるにはもう少し時間が必要ですが、S.S.T.Jに関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽に練習を見に来てください。
どちらも19:00~20:30、県総合運動公園陸上競技場です。
緑に白地でS.S.T.JとプリントされたTシャツのグループです。
50歳目前の自称オジサンアスリートの岩崎まで声をかけてください。
よろしくお願いします。