タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

今年のお花見⑥~八百政家のしだれ桜~

2023年04月07日 | ふるさと長岡・嗚呼!田舎暮らし

毎年、世間のソメイヨシノから少し遅れて満開を迎えるのが、わが家の「しだれ桜」です。ただ、今年の場合は桜の開花が全国的にどこも早く、わが家の「しだれ桜」も早かったですね。ほとんどソメイヨシノと変わらないタイミングで満開を迎えています。

これがわが家に咲く「しだれ桜」です。ソメイヨシノよりもピンク色が濃いのが特徴です。樹齢約30年のこの「しだれ桜」。ボクが30年ちょっと前に苗木を購入して植えたもので、この木には忘れられないわが家の歴史があるんです。

実はこの「しだれ桜」、わが家では「娘の木」という位置づけになっています。わが家の娘はボクら夫婦がちょうど30歳の時に生まれたのですが、その誕生祝いに植えたのがこの「しだれ桜」なのです。植えてしばらくはなかなか花をつけず、「○○(娘の名)が幼稚園に行く頃にはきれいな花を咲かせるぞ」なんてことを娘に語りかけながらこの木の成長を見守っていたことが思い出されます。

小学校、中学校、高校、大学、社会人と、娘の成長と共にこの「しだれ桜」も成長を遂げ、今は毎年美しく咲いています。幹も随分太くなりました。この桜の木の下で、お弁当を食べたりバーベキューをしたりしたのは、わが家の楽しい歴史の1ページです。

そしてこの「しだれ桜」とともに成長してきた娘も、数年前に結婚し一児の母となりました。先日、3歳の孫にこの桜を見せ「この桜はママの花なんだよ」と話したら、意味がわからずキョトンとしておりました。でも、「しだれ桜」の木の下で、お弁当を美味しそうにたくさん食べていましたよ。これもまた新しいわが家の歴史です。

これからもこの「しだれ桜」は、きっと娘たち家族の成長を見守ってくれるでしょう。そして娘たち夫婦に孫ができてわが家を訪れたときに、「この『しだれ桜』は、死んだ大爺(ボク)がおばあちゃん(娘)が生まれたときに植えてくれたのよ」って、ボクらのひ孫に語ってくれるんじゃないかな?

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする