タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹林や自然と共に生きる」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

滅びの前のシャングリラ

2024年04月10日 | 読みました!見ました!

”凪良ゆう(なぎらゆう)”さん作の「滅びの前のシャングリラ(中央公論新社)」を読了しました。2021年本屋大賞を受賞した話題作です。この前、新潟日報に新聞広告が出ていて、図書館に予約したんです。ボクが”凪良ゆう”さんの小説を読むのは「流浪の月」以来かな?だけど読みながら、なんか既視感も感じていたんですよね。

「1か月後に小惑星が衝突し、地球は滅びる」という状況下で、この物語は進行します。学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして荒廃していく世界の中で、4人は生きる意味を、「いまわのきわ」までに見つけられるのか。こんな感じでそれぞれのストーリーが展開し、1つに結びつくという構成でこの小説は展開します。滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作です。

まぁちょっと残念だったのは、4話が全く別物だったこと。ボク的には最終章でそれまでの伏線が回収されて1つに結びつく展開を期待していたので、そこはイマイチに感じました。

ところでボクがこの本にショックだったのは、別のところにありました。今回ボクは、全く気づかずにこの本を読了したのですが、なんとまぁ!この本、ボクはかつて読んだことのある本でした。ここにその記録がありました。本館のブログに記載していた2021年の備忘録の中に、間違いなく「滅びの前のシャングリラ」とがありました。なんということでしょう。3年前のこととはいえ、1度読んでいたことに気づかずに本を読み終えるなんて!ちょっとショックです。いくらなんでも普通なら途中で気づきますよね。認知症の症状なんじゃないかな?って心配しています。

コメント (2)
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