有名ゲームサイト「OPENSPACE FUKUOKA」(https://bgm.sub.jp/index.html)様の
「80'sアーケードゲーム5本アンケート」を独自に集計したところ、
非常に面白かったので発表したいと思います。
このページでは「総合ランキング」「メーカー別」を、
次ページ(作成中)で「年別+α」 …を扱います。
OPENSPACE FUKUOKA様、発表のお許しをくださり本当に有難うございました!
※「手短にダイジェストが見たい」という場合は、↓の動画をご覧ください。
80年代アーケードゲームの、
— zo (@zofy_dokidokiP) December 21, 2024
年別・メーカー別1位のタイトル名を、
2分19秒で紹介しまくる動画…を作りました。
イントロクイズ仕立て(!?)です。
先日ツイートしたOPENSPACE-FUKUOKA様の
アンケート集計のダイジェスト版という感じです。
ご視聴いただければ幸いです。#レトロゲーム pic.twitter.com/Tg1cNLtruO
1 総合ランキング
2.メーカー別
ナムコ セガ タイトー コナミ デコ カプコン
アイレム アタリ ニチブツ SNK
テーカン テクノスジャパン 任天堂 東亜プラン
各メーカーの1位タイトル 各メーカーの概況
その他のメーカー
・アンケート元サイト:OPENSPACE FUKUOKA様
・集計結果置き場 ・データ(xlsx)ダウンロード
1.総合ランキング
↑各画像をクリックするとノーカットの集計表にジャンプします
総合1位はSTGの金字塔、ゼビウスでした!
圧倒的な完成度でゲーマーを虜にして中毒者が大量発生、攻略ミニコミ誌が爆売れし、
初のアーケード攻略誌のスーパーソフトマガジンで3ヶ月に渡って特集が組まれ、
初のビデオゲームの音楽レコードが発売され・・・などなど、業界に与えた影響は計り知れません。
実際、それ以前も名作は多かったですが、ゼビウス以降から明らかに雰囲気が変わった気がします。
まさに「KING OF 80'sアーケードゲーム」だと思います。
なおアンケートの特徴として、80年代前半が強い傾向にあります。
後半が強いザ・ベストゲーム(メスト増刊)とは好対照だと思います。
ところでこのアンケートの投票方法についてですが、各年ごとに一人5票ずつの方式になっています。
つまり一人で最大、5票×10年分=50票いれることが可能で、
その恩恵を受けてマイナー作が多数投票されています。
ですので、上の画像は集計のごく一部でして、実際はあと500タイトル・15頁以上ランキングが続きます。
このノーカットの集計結果を見たい場合は、画像をクリックして頂ければ
集計結果のページにジャンプするので、ぜひ隅々まで見ていただきたく思います。
これは今後の集計も同様なので、もし気になる集計や続きが見たい集計があったら
ぜひ画像をクリックしてみてください。
2.メーカー別
素晴らしい名作の数々!特に80年代前半はナムコの黄金期でした。
ナムコだけで60タイトルあるので、続きが気になる場合はぜひ画像クリックを。
みんな大好き、ファンタジーゾーンに体感ゲーム!
特に2~6位の体感ゲーム群が圧巻です。セガのゲームは世界一ィィィィーーーー!
以下、投票されたタイトル数が多かったメーカー順に発表します。
1位はやっぱりダライアス、ゲーセンでの存在感は半端なかったです。ボディソニック、尻が震える!
全体を見ると、汎用筐体(テーブル筐体)モノと大型専用筐体モノがバランス良く混ざっています。
このアンケート最大の番狂わせ、タイムパイロットが1位に!いや確かに名作ですがw
やはり横STGが強く、2~5位を占めています。
独特なセンスが光るデコ、ヘンなゲームならまかせとけ!・・・というフレーズを聞いて社員は憤慨したそうなw
84年スタートと後発ながら名作を連発!後にスト2で天下を取ります。
快心作、R-TYPE!後に3大横STGシリーズのひとつと呼ばれるようになりました。
クールな洋ゲーで日本のゲーマーを魅了!あらしのミサイルコマンドの話は傑作回でした。
ムーンクレスタとクレージークレーマーは大傑作。なぜ80年「だけ」こんなに凄かったのか・・・。
80年代のSNKは、ループレバーのゲームを作るのが得意でした。後にネオジオで大ブレイク。
綺麗なグラフィックと重厚な音楽が定評のテーカン、スターフォースは爽快感抜群でした。
くにおくんに代表する格闘モノが大得意。ダブルドラゴンもロングヒットしました。
家庭用ハードの雄、任天堂。もっとアーケードでの活躍も見たかったです。
縦STGと言えば東亜プラン!究極タイガーは後のスタンダードとなりました。
1位まとめ。各メーカー、80年代の代表作が揃い踏みです。
ほぼ家庭用に移植されてますが、一部されてないのが玉にキズ。
アッポーとリバーパトロールは昔のマイコンに移植されてますが・・・PC88SRミニに付かないかな?(名案)
各メーカーの概況です。大ヒットがあれば平均値が高く、
一作一作の完成度が高ければ中央値が高くなる傾向にあります。
ナムコが非常に強く、いずれも1位か2位の数値になってます。
タイトル数はタイトーがナンバーワン。
密かにバンプレストがすごく好成績ですが、これはペンゴ(23点)で特に平均点を大幅に引き上げていました。
ここから下は、投票されたタイトルが4以下のメーカーを、全メーカー・全タイトル紹介します。
先述のとおりこのアンケートはマイナー作を拾いやすいため、ある意味真骨頂とも言える内容で、
カオスで大変面白いのでぜひご賞味ください。
後のシューティングゲームの構成に
多大な影響を与えたことが証明されたように
思いますね、あくまで個人的にはですが
いまだにあのBGMや効果音を各所で
耳にすることもありますしこっそりと
世の中に馴染んでいるのかもしれません
広告などで表示される現在の
ダウンロードタイプのゲームなんかでも
どこかで見たことあるよなあ、と思う
ギミックをよく考えてみると元々は
ゼビウスからの派生だなと分かるものが
いくつもありますしね
一票しか入らなかったものや
一作しかノミネートされていないもの等々
(火激とかああ…そうね…ってなりました)
たくさんの方々の思い入れみたいなものが
滲み見えたように思います
本当に、ゼビウスは偉大なゲームとしか言いようがありません。
後のゲームに影響を与えた面をザッと挙げてみると・・・
・縦スクロールシューティングの確立
・地形、エリアの概念
・地上物、対空物の概念
・地上、対空物の打ち分けという攻撃方法
・圧倒的なキャラ数
・ザコ敵・並並・強敵・凶悪敵キャラの存在
・隠れキャラ
・大型ボス
・色彩の統一
・影の描写
・バックストーリーの存在
・激ムズ地帯の存在
・名所の存在 (ナスカの地上絵、ソル8本、ドモグラム盆踊りetc)
などなどが「業界初」だったり、
「既存の物を大幅に発展させたもの」だったりした訳で、
それぞれ段階を踏んで進化すべきものが
いきなり完成形かそれに近い状態で登場したので、
革新的かつ衝撃的だったのだと思います。
そして、上記の要素を排したゲームなんて
作るのは困難というか・・・無理ですよね~。
こういう「未来から来たようなゲーム」がいきなり出現したのも、
80年代の大きな楽しみだったと思います。
あとマイナー作が投票されているの、良いですよね~!
「誰がなんと言おうと俺はこれが好きなんだ!」という意見、大好きです。
世間の評価はどうであれ、その人の思い出・思い入れのあるゲームは特別だし、
それに口を挟むのはヤボだと僕も思います。