総合診療医からの健康アドバイス

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未診断が多い睡眠時無呼吸症候群

2022-01-19 10:52:52 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日も沖縄は曇り時々小雨。予想最高気温は18度です。最近は毎日どんよりとしたお天気が続いてます、ストレスと洗濯物がたまっています。からりと晴れて欲しいですね。しかし、昨日の県内の新型コロナ陽性確認が1433人と高止まり状態です。人口呼吸器を使用する重症者も、4人と増えています。早く収束して欲しいものです。では、本題へ。

 

 

 睡眠時無呼吸症候群の睡眠時の症状には、大きないびき、無呼吸、上気道の狭窄によるチョーキング(詰まりそうになること)がある。

 

 これらによって睡眠の質が下がり、熟睡ができなくなる。

 

 そのために昼間に居眠りをするようになり、頭がぼーっとしたりすることもある。

 

 それだけではない。

 睡眠時無呼吸症候群になると、血圧が上がり、脳血管障害や心筋梗塞、糖尿病、心房細動、そして心不全を起こしやすくなるのだ。

 

 欧米の成人では男性の15%と女性の5%にこの症候群を持つ。

 

 驚くべきことは、きちんと診断されているのはこのうち50人に1人だけという。

 

 多くのケースでは未診断なのだ。 

 

 肥満と高血圧を持つ人は周りに大勢いる。

 

 このような人々の中に、睡眠時無呼吸症候群が隠れているのは確実だ。

 

 東アジアの人々は欧米人と比べて、肥満の程度が軽くてもこの症候群を発症しやすいことがわかっている。

 

 ボディーマスインデックスでは25以上でリスクが高いのだ。

 

 

 

 全国でも新規感染者数が三万人を超えました。亡くなる方もいるようです。

 

日本のコロナ対策の何が問題なのかについてわかりやすく書いた本。「新型コロナウイルス対策を診断する 増補版」コロナにかからないため、そして罹っても重症とならないための最新のサイエンスも満載。ウイルスの起源や進化までもカバーしています。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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