総合診療医からの健康アドバイス

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脱水とは

2016-12-07 09:26:25 | 日野原先生の教え

 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。沖縄ではここ最近、スズメがいなくなったという声がちらほら聞かれます、そういえば、確かに鳴き声が聞こえませんでした。しかし、12月に入り、だいぶ過ごしやすい気温のせいか、スズメの鳴き声が久しぶりに聞こえ出しました。どこへ行っていたのでしょうか。ちょっと安心しました。では日野原先生のお話です。

 

 

徳田:今回も水分摂取についてのお考えを聞かせてください。



日野原:私たちが喉が渇くという感覚を持つのは、体の中に水分不足、すなわち脱水が起こるからです。


 私たち大人の体重の約6割は水であり、それ以外の体の骨や筋肉や脂肪分が体重の40%を占めるのです。


 60%もの水分が55%や50%に減るのが脱水。


 昔、アジアの新興国内で大量の下痢を起こすコレラを発症すると体重の10%以上の水分を失い、水と電解質を注射で補足しなかった患者は2、3日のうちに脱水で死んでいたのです。



徳田:コレラで極度に脱水となった患者さんの顔貌はかなり特徴的ですよね。


 ヒポクラテス顔貌(眼球が陥没して頬がくぼんだ顔)とも呼ばれています。


 ヒポクラテスによって記述されたといわれています。


 また次回もよろしくお願いします。

 

 

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