皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。プロ野球パリーグの北海道日本ハムファイターズは昨日、大谷選手との契約更改をし、およそ2億7000万円で契約しました。高卒から5年目でのこの額は、あのダルビッシュ投手と同じだそうです。巷では、高い、安いとの声もありますが、すごい選手であることに間違いはないと思います。来年が楽しみですね。では、日野原先生のお話です。
日野原:最近は、道を歩く人も、電車に乗っている人もオフィスで働く人も、水の入ったボトルを体から離さず持って行動しています。
このようなことは、アメリカや欧州に旅行した日本人が外国人を見てまねてからの行動だといえるでしょう。
水だけでなくカリウムとかナトリウムという電解質を適当に混ぜてのボトルも最近はかなり普及しています。
徳田:適量の補給は良いですが、過度になると良くないということですね。
過ぎたるは及ばざるが如し。
日野原:そうです。
いろいろな病気を持っている人、特に入院患者にはどのような量の水分や電解質を補給すべきかは重要な医学的問題です。
日本でこれを臨床医に教育するテキストを最初に書いたのは、私でした。
私は当時アメリカで出版されていた J.L.Gamble 先生(1954年)の教科書を参考にして書きました。
私は1955年に「水と電解質の臨床」という単行本を出版しました。
この本は4年後には4版を出しました。
日本中の内科や外科、麻酔科の臨床医のテキストになったのです。
徳田:すばらしい御貢献ですね。
水・電解質の知識は研修医にとっても非常に重要な項目ですね。
さまざまな病気で水分と電解質の異常がでてくることがあります。
これを上手に評価してケアすることが大切ですよね。
どの科に進む医師も研修医時代には必ず水・電解質の教科書を自分で買って精読するように進めています。
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