皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。今日の沖縄は晴れ、気温は22℃、風も無く過ごしやすい一日になりそうです。昨日、スズメの話題を取り上げましたが、自分の勘違いだったのか、今日はすごくたくさんスズメが飛んでます。うるさいほどです。逆に不安になってきます。では日野原先生のお話です。
徳田:旅行での水分補給についてはいかがでしょうか。
日野原:夏季にアメリカや欧州を旅行すると、日本よりもかなり空気が乾燥しているので、汗をかかなくても不感蒸泄という形で皮膚の面から水分が失われます。
欧米への旅行者はいつも喉が渇き、水のボトルを下げて歩いたり、室内でもボトルを机の上に置いています。
日本人は欧米旅行中には水をよく摂るとよいと思います。
徳田:冬場の日本ではいかがでしょうか。
日野原:冬場の日本でやたらに水を飲むとそれは結局尿として排尿されるばかりです。
日本人に尿量が多いのは、水、ビールやジュースとしてたくさん飲むか、ご老人になって腎機能が悪くなって多尿となるためです。
心臓病のために水分が体中に貯まっている時に利尿剤を飲むと体内の浮腫は減り体重は減少します。
正常での体の水分は体重の60%であり、短期的には水の不足かどうかは体重の増減で分かるのです。
徳田:そうですね。
短期的な体重の変化はほとんど水分の動きですね。
ボストンマラソンランナーでの研究でも水分を取りすぎたランナーは血中の電解質濃度(ナトリウムなど)が異常低値になっていたという結果が出ていましたね。
また次回もお願いします。
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