演劇知

劇的考察譚

亡き王國とは5

2019-03-24 23:59:32 | Weblog


最後は本番当日のわたし。文字通りの舞台の裏側。思ったことややらかしたこと。


10:00
劇場入り

10:30
ラストシーン・他諸々返し開始

13:30
休憩兼当日パンフレット作成
皆が休憩中に当日パンフレットを刷り折り込む予定であったが、有志が集まってくれた。戸が開き「折り込み隊でーす。ご飯食べ終わりましたんでー」と来てくれたときは泣きそうになった。その後皆が手伝ってくれて素晴らしいスピードで終了。

14:30
「Hexe」「Tempest」開場

14:45
「Hexe」「Tempest」開演
プロジェクター滑車装置一部損傷。おぉ…だが想定内。

15:21
「Hexe」「Tempest」終演
予定より6分押し。おぉ…しかしこの6分は想定内。お客様には申し訳ない。そのまま「亡き王國」開場へ移行。

舞台裏へダッシュ。34人+1人の円陣。伝えたいことは山ほどあったのだが上手く口から出てこず。泣きそうになる。人生最大級の無声音の円陣で気合いが入る。

15:30
「亡き王國」開演

ど頭の映像。パソコンが凄い考え事をしている。映像が動かない。やばい!どうする?映像カットするか?それとも信じて待つか?
永遠とも思える時間だが…7秒くらいだろうか…動くことを信じた。ここでパソコンに思い切り考えてもらい、後の影響がないように…

と待っていると映像が動く。うぉぉぉぉぉぉ良かったぁぁぁぁぁぁぁ!



アトランティスシーン、じゃんけんが大将戦にもつれ込み思わず「おぉぉぉぉー!!!!!」と唸る。更に探偵ゲームシーン、ゲネに続きホノカイオスが反逆者に。こちらも思わず「おぉぉぉぉー!!!!!」と唸る。お客様と演者がノってくるのが分かる。

序盤、エレベーターシーン。諸所の都合、扉オープンの効果音で大砲を鳴らしてしまう。


「どーん」





そっと、そっと目を閉じる。




ごめんと思う。

34人でエレベーターに乗り込むということで「破壊的衝撃がエレベーターに響いた」という解釈になれば…なればいいじゃんと思う。

今回の最大の戦犯はわたし。故に皆は何も気にせず思いっきり芝居をしておくれ…

と思う。

物語は続く。


狼の登場。サイドスポットの様子がおかしい。狼を照らし出すはずが何故かシルエットになる…照明がズレて狙いが外れたか…しかしそれはそれで格好いい。悪魔的シルエット。以下七つの大罪のメンバーがシルエット登場となる。

リンポポがランニングマンしている。ちょっと笑った。

アルベール二世、金まき過ぎ。

蛇の腹見せシーン。台詞がぐちゃっとなり、腹見せのフリが来ない。このまま終わりか…と思ったが、自らTシャツめくり腹を見せにいった!ちょっと笑った。

ハリーファ、最後の長台詞をどこまで言えるか大会。ゲネよりちょっと長めに言えた。

ジェンガ、倒れないことを神様に祈る。祈りは届く。

エルのアウト音をミスる。なべをアウトだピョン。


役名イニシャルのアナグラム。指名の一番手、論ノ谷(ろんのたに)を論田(ろんでん)と間違える。ちなみに論田は「Tempest」のキャラ。「論」が一緒だったので完全な誤認識。「そんな子はいませんトリトン!」との総ツッコミ。ミス、本当に申し訳なかったがちょっと笑った。トリトン、ミス三犯。死刑。



「super cali fragilistic expiali docious」の鎖に胸が熱くなる。


文集。皆が台詞を言うその姿に泣きそうになり、泣く。

17:25終演
予定を20分オーバー。お客様、本当に申し訳ない。開演前のアナウンス「上演時間は1時間…45…ふ…ん…」と言い澱んだ通りになってしまった。

17:55
第一回大入り。本体解散。

18:30
開宴

20:00
第二回大入り。ご縁がありますようにと5円の交換。初めて聞いた想いや、これからの想い、皆が皆と交わる姿に感無量。





大変長い振り返りとなりました。

これにて「亡き王國」の振り返りは終了。後日映像編集に入ります。

改めてご来場誠にありがとうございます。そして演者の皆様、本当にお疲れ様でした。今後わたし達は同志です。34人の同志ができて嬉しいです。

今後色々あると思います。最善はそのまま前進を続けることです。が、万一何かあったとき、ぼんやりとでいいので振り返ってみてください。たまには良いのではと思います。

伸ばし、差し出したその手をきっと握り返してくれます。それは皆さんが思い描く誰かの手かもしれませんし、ひょっとすると自分自身の手かもしれませんね。



7色×5本=35の虹は消えますが確かにそこにあります。



以上。

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