演劇知

劇的考察譚

引き続きDVD作成をして

2009-09-30 23:40:16 | Weblog
昨日に引き続きDVD作成してます。ラベルやらパッケージやら十時間以上作業し、ようやく生産ラインにのせることが出来ました。

だんしふたりの

おい、だんし!

あひ

lab~report01~

の4本が販売可能となりました!

数量限定になります。



写真は作業の傍ら作ったカレーうどん。今週初めに作り置きしたカレーがここにきて大活躍。

新宿と神保町を探して

2009-09-29 00:00:22 | Weblog
稽古場で村上君が舞台で使う釘を抜く「バール」のミニ版「コバチ(正式名称かは不明。明治大学演劇研究部ではこのように呼んでいた)」が製造中止になったということを言っておりました。需要が無いとのこと。確かに演劇人か日曜大工のお父さんしか使わないであろう工具。

無くなっては大変だということで以前大量にあった100円ショップに行きましたが、無い。


とにかく無い。


これはと…思いましたが


新宿ハンズにありました。大量に。


なんだか焦って損した気分。

が、ここでちゃんと保持しようと思いました。




そして別用件で昔流行ったgorieの曲を探す為にお茶の水のCDレンタルショップ「ジャニス」に行きました。この店、相当なマニアックな集まりぶりで、TUTAYAにはない ダイシダンスのリミックスCD有り、スタジオアパートメントの「IN THE HOUSE」があったり、パックスジャポニカのアルバムがあったりと相当な品数で大満足。しかしgorieはなく。恐るべしマキシシングル。

桐朋祭に行って

2009-09-26 11:55:34 | Weblog
卒業生さんが桐朋短期大学の文化祭、桐朋祭で舞台に出演するとのことで、進路指導の観点からもこれはと思い、作業と稽古の合間30分だけ行ってきました。お母様にもご挨拶することが出来まして、本当に行って良かったです。四角シャボンな皆様や先輩の犬井さんもいらっしゃってました。

A Love in the Forest

なるタイトルのダンス公演でして、わたしは2部構成の1部しか観ることが出来ませんでした。が、その中で卒業生さんが、わたしの公演labで使用した毎度お馴染み四角シャボンの「神様ごっこ」を使い、振り付けをしておりました。


ダンスは、ダンススキルもさることながら、「解釈」が観たいと常日頃思っています。スキルの「型」を、如何様に味付けするか、その舞台で何を表現したいのか。そういった意味では1部で繰り広げられていた大半は、正直勿体ないなと思いました。巧いが、それにはあなたの人生の中で培ったあなたの「思い」があなたなりに表現されているのか、スクールや部活で習ったルーティンの組み合わせではないか、と思ってしまうのです。


その意味では卒業生さんのダンスは歌詞と向き合い、芝居的なシーンを組み込み、衣裳にこだわった、良く考えられたもので面白かったです。


走り、悩み眠りにつく少年、その回りでは太陽、月、星が存在し、優しく少年と関係性を紡いでいる。やがていくつもの白い塊(雲か、はたまた「神」を象徴する呪術的な存在か)も登場し、その世界に少年は目を覚ます


人が変われば解釈も異なり、バレエのしなやかで優美な舞いは見事でした。日々の積み重ね、レッスンの大切さを感じます。動き、回転を多く取り入れていたのは流転を現したのでしょうか。

照明と音響が残念でした。何故ホリゾントのベタっとした緑なのか?低音の抜けた音質はあえてか?機会ありましたら是非聞いてみたいと思います。



しかし、この劇場、建物的に「小劇場」を名乗るのであれば、進路、出入口、客席、照明、音響ともう少し改善の余地あるだろうと思いました。

2部のストーリー仕立てダンスと、夜から行われるコンドルズとの共演も是非見てみたかったです。

パルコ劇場にて

2009-09-25 23:10:08 | Weblog
國枝さんから素晴らしいプレゼント、パルコ劇場で行われている「中国の不思議な役人」のチケットを頂き、観に行きました。

感想、分析は後日。演劇サイトこりっちにも劇評出来ればと。

なにぶん多少婦人10月公演の作業に追われておりまして。



アンダーグラウンドとオーバーグラウンドについて色々考えさせられました。

学園祭にて

2009-09-22 16:31:54 | Weblog
学園祭に来ています。監修しました作品の撮影に来ています。拙いながらも団体の全力をほぼ満席でご覧頂くことが出来ましてありがたいことです。卒業生さんやお母様にもご挨拶するかとが出来ました。

本番終了後の涙が作品の、団体ね良さを物語っています。

辛口な卒業生が、先輩としてどのような評価をするか。楽しみです。

理不尽なるものとの闘いを考えて

2009-09-21 10:05:03 | Weblog
例えば、不透明な理由、凡そ納得出来ない理由により今まで頑張って築き上げてきたものが出来なくなるとしましょう。その時に不平不満を届かない声でするのではなく、然るべき対応で闘うべきだと思います。当然その前提条件として先方と闘えるだけのこれまでの行為、実績の正当性が必要なのですが。

あと、それが若者の場合であるならば、守ってあげる大人が必要であるとも考えます。甘やかす意味ではなく。そこで対等に闘え、そして負けることもあるでしょう。それはそれで一つの結果として納得出来るのではないでしょうか。不透明が一番宜しくない。心うちでの納得が出来ない。

わたしが高校時代の頃、公演の事に関して色んな学校の部門をたらい回しにされた経験があります。子どものやることですから今考えると稚拙ではありましたが、それでもその当時はそれが真実だと全力をかけていたのであり、その行為を無下にされた感があり、悔しかったのを覚えています。その時にわたしの側について下さった先生のことは今でも感謝しています。

そんな大人になりたいですね。が、それをするには力やポジションも必要なのですよ。今の自分にはないのでなんとかしたいです。

驚愕の事実にて

2009-09-20 00:15:35 | Weblog
手紙全文

10月公演参加の皆様へ

山本さんにはすでに伝えてあるのですが、皆さんのお気づきのとおり、実は中川妊娠してまして、今月臨月を迎えます。公演中制作は産後すぐの状態で受付に立つことになるかと思います。途中授乳などの為席を外すなど、皆様にご迷惑お掛けするかと思いますが、何卒ご理解、ご容赦下さい。
それでは皆様、良い公演にしましょう!!
ちなみに予定日は今月22日、名前は「裕之」にしようと思います。







「今月22日、名前は…」

の件まで、本当に信じていましたよ。


出産祝いあげねば!結婚はいつするのか!


子どもは親に似るのか!



今日の稽古中に主宰から突然手紙の発表から有り。すっかり騙されてしまいました。我々ももういい年ですから。普段ドッキリ仕掛ける側なので、そして、普段ドッキリ時にすぐ笑う酒井さんが神妙な面持ちであった為に、すっかり騙されました。




皆役者だな~舞台以上に上手い(笑)詳細は本日の稽古場日誌でも。

くるめるシアターを観て

2009-09-18 21:42:39 | Weblog
labにも出演頂いた武政さんを観に早稲田まで行きました。

初めての劇作演出さんとのこと。
全部伝えなきゃという思い、分かります。タイムスリップ扱うSF作品故にルールを情報として伝えなきゃという思い、分かります。わたしも大学時代デビュー作、3時間半という大作になりましたから。削りましたよ。

人生の中で、今まで観てきた作品、小説、映像から作品が生まれるのは当然。ということは豊かな演劇教育が豊かな演劇を生み出し、それを観た人がまた新な演劇を…と、考えると自分がしなければいけないことがなかなかに見えてきました。


大学生には、大学生らしい芝居を、とびきりの情熱かとびきりの知的を求めます。



あと、タイムスリップは設定自体に大いなる矛盾を含んでおり、今まで様々な作家が挑戦してきたテーマです。とりわけ、ロバート・A・ハイルラインの『夏への扉』の設定が印象的です。
SF劇作としてはそのうち挑戦したいテーマです。渡辺らしいタイムスリップ。