演劇知

劇的考察譚

声優朗読コンクール受賞にて

2008-07-31 22:26:54 | Weblog
さて指導をしてきました声優朗読コンクール、生徒さん見事に審査員特別賞を受賞致しました!審査員の皆様ありがとうございます!そして生徒の皆さん本当におめでとう!なかのzero大ホール、本当に羨ましい大舞台です。

演劇ショーレース、初めてのかかわり合いで初受賞、演出、演技指導担当としてこんなに嬉しいことはありません。

しかしこの賞、もともと金、銀、銅の三賞しかなかったところ審査員の方々のお力添えで急遽増えた賞です。確かに団体のわたしたちが「声優」の名のつくレースで受賞するのはおかしい感じもしますので、団体の技術という意味で、相応な、正当な評価をしていただけたのではと考えております。

二百校のうちの十四校、どの方々もとても素晴らしく、金賞の子は確かに抜群に上手でした。決勝進出全出場者の朗読聞き、予想していたのですが、ほぼ的中させました。審査の基準と、わたしの考えとは誤差はないようです。


わたしたちの評価は「当日与えられた課題文章を読む」という初見読みに対してのアンサンブルの出来と努力の過程ということで、限られた時間の中ただひたすらに練習した甲斐がありました。
発表後、会場スタッフの方に「課題文章の冒頭『国境の長いトンネル~』の演出は、やられましたよ!」と嬉しい感想を頂けました。そう、導入に力入れる渡辺は、その冒頭にトンネル内にいるようなエコー的な言い回しと、そこから一気に解放される感覚といった演出を施したのです。


芸術ごとは才能が大半部分を占めるけれども、質の高い努力もそれに負けないレヴェルの完成度を実現し、また結果を残すことも可能とするという、凡人渡辺の持論を体現させることが出来ました…またはただ単に生徒さんが非凡な存在だったのか…

厳しいことやテクニック的なことを散々言ってきましたが、それでも信頼しついてきて下さいまして誠にありがとうございます!やりづらかったら申し訳ない。信頼関係を完璧に築くことなく、稽古、本番に入ってしまったことが少し悔やまれます。演出は人間を扱うのです。しっかしとした人間関係を築かなくてはいけません。
受賞したことよりも、本番のミスや更に高い賞を取れず悔し涙を流した皆さんをわたしは本当に自慢に思います。だから受賞を心から喜びましょう!




喉が三時間でお釈迦に。やはり体調まだまだ悪いです。本来なら晩酌してから寝たいところですが、抗生物質のせいでそれどころではなく、大人しく床に臥したいと思います。

決勝直前の対応と誤算にて

2008-07-30 23:09:47 | Weblog
うつることはないのですが、一応生徒さんのメンタル面を気遣いマスクをしています。一瞬マスク外したのですが、その際に「骸骨みたい」と言われました渡辺です。恐怖劇は現実でも続行のようです。そして健康状態も相変わらず続行中です。今週中に回復することを願います。

さて明日の決勝に向け、準備を万全に行いました。決勝用のネタをさんざん稽古し、初見対策も行い、当日の傾向を予想すべくその道の専門家にしつこく聞き、士気を挙げるべく決起会も行い、万全の状態で帰宅。

その後連絡あり、

「ネタは以前のままで…」

おっと、五人から四人になった為にネタを変更したのに、ネタはそのままと、このタイミングで来ましたか。谷崎潤一郎大先生の『少年』、是非披露したかったです。
最年長にフォローを御願いし、一応の対応は出来ましたが…これは当日合わせになりそうな予感。


人生山あり谷あり、一寸先は闇、寝耳に水


何が起こるか分からないものです。ちょっとした誤算です。しかしそれでも強気に勝ちに行きます。

コンクール決勝に向けて

2008-07-29 23:26:06 | Weblog
さて多少婦人公演期間中、指導してきました声優学校主催の第一回朗読コンクールの予選を、生徒さん、見事に通過しました。二百数十校の中からの十数校とのことで狭き門をよく突破して下さいました。

体調悪くとも指導最後まで続けなければなりません。扁桃腺、リンパ腫れていても、熱が下がらずとも指導にはいきます。いかんせん声出ずですが、そこは生徒さんの力量を信じ、なんとか結果を残したいと思います。

公演が終わって

2008-07-29 01:03:18 | Weblog
さて無事公演が終了しました。お越し頂けた皆様誠にありがとうございます!

感想色々頂き、反省点と今後の展望を考えました。

さて打ち上げで死んでおりました。

酔っ払ったわけではなく、なんと今回全く飲まなかったのです。人生初です。

最終日15時回前に急激な発熱があり、薬隊長の國枝さんからとりあえず風邪薬頂き2回終わらせ、打ち上げ二次会から信じられないくらいの発熱をしました。

医者に行き、とりあえず難を逃れましたが暫くは通院です。ウィルス性です。非常に厳しい。普段あまり弱音を吐かないのですが、人生でベストスリーに入る辛さです。


写真は今回も役者を彩りました特殊メイクグッズです。後日解説付きで色んな写真アップします。

最終日に風邪を引いて

2008-07-27 14:47:01 | Weblog
写真は誕生日ドッキリにはまりました鈴音さんです。渡辺プロデュースのミュージカルドッキリです。ニヤニヤしながらやりました。

さて最終日にも関わらず風邪です。義也さんのを見事に引き継ぎました。

本番、ファンデーション塗ったかのような白い顔だったらそういうことです。

二日目上げで色々な人に会って

2008-07-27 10:05:15 | Weblog
多少婦人では芝居終わった後にお客様を含め、毎夜毎夜呑みを行っています。初日も大学時代の友人やミセスフィクションズの面々、劇団員の知り合いといった方々と飲みました。

二日目も非常に濃いメンバーでした。わたしの高校時代の友人オグちゃん、チカちゃん、怖い顔で見つめる電夏陣、楽曲提供して下さりましたSINKさん、多少婦人を応援して下さっているお客様、明大劇研の後輩、そして同年代にて、以前客演してもらい、遠くから駆けつけてくれた盟友、名優ヤマショウです。

写真がその男ですが、なんだかぶれて心霊写真みたいになっています。


久しぶりに会えて嬉しかったです。彼と会う度、渡辺作品恒例のモンスターキャラ
を想い描いてしかたありません。


皆が少しずつ帰宅し、渡辺はいつも最後まで居残るのですが、今日のラストメンバーはわたし、明大劇研の後輩加藤さんと尾崎君の二人という非常にフレッシュメンバー。尾崎君はこれまた良く飲むので、すきっ腹にビールの渡辺はまあ酔う酔う。若さには勝てないですね。
大学の話など聞けてこれまた嬉しかったです。

二日目を終えて最終日を迎えて

2008-07-27 09:53:55 | Weblog
というわけで最終日です。

写真は初日に生徒さんから頂きました差し入れです。観に来て頂き、更に差し入れ頂けるなんて嬉しい限りです。恐怖芝居に合わせ、恐怖トイレットペーパーなんて気が利いているじゃありませんか。

二日目は怒濤の三公演でした。間の休憩が十五分しかないというハードスケジュール。役者の疲れ具合が非常に大きいようです。わたしは出番の関係でそこまでなのですが、いかんせん飯を押さえ、出番前まで動いているのでフラフラです

今回役者が楽屋でティラミスを頬張る光景を見かけますが、わたしはそれを見ながら昆布をむさぼります。


二日目も生徒さんに見てもらえました。初めて渡辺の舞台を見てくれた子は、果たして楽しんでもらえたのかと心配です。そしてなんとお母様も御来場して下さり、終演後のメイク落とした顔でご挨拶をさせて頂きました。お恥ずかしい。そしてある意味舞台より緊張します。

初日を終え二日目を迎えて

2008-07-26 01:51:23 | Weblog
さて、本日初日を無事終演することが出来ました。

お客様の数がちょいと大変なことになり、色々弊害が起きてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。嬉しいのですが、申し訳なく。

今日は改めて、自分がいかに色々な人間に助けられているか…台詞、役ともに申し分ない客演陣であったり、仕事の出来るスタッフ陣であったり、観劇に来て頂けたお客様であったり…と、感謝しても足りません。本当にありがとうございます。メール下さったり、電話頂けたり、差し入れ頂けたり、終演後お会い出来なかったけど観劇して下さったり、芝居はご覧頂けてないけど多少婦人のことを考えて下さったりと、そんな方々に対して本当に感謝がつきません。ありがとう御座います。

皆様のおかげでわたし、それに多少婦人は頑張れます。

明日は怒涛の三回。本日打ち上げにいらしたミセスフィクションズの方々にも驚かれました。すみません、夏見さんをボロ雑巾のように使ってしまいます。

まだお席あります。是非お越し下さい!