演劇知

劇的考察譚

打ち合わせにて

2010-11-30 23:06:44 | Weblog
教え子の犬井さんと吉田さんと会いました。お会いした時から五年(教育実習の頃からなので正確には七年)経ちましたがお二人とも変わらずで。

犬井さんは保育園芝居に出て下さるのですが、吉田さんに改めて聞いてみたら「やる」とのお返事を頂きました。

ご覧になって興味のある方、まだ大丈夫です。吉田さん加勢で役も増えます。ご一報下さい。

ニュースから~『裸の銃(ガン)を持つ男』レスリー・ニールセンさん肺炎による合併症で死去 享年84歳~

2010-11-30 06:50:49 | Weblog
映画『裸の銃(ガン)を持つ男』シリーズなどで日本でも知られる俳優レスリー・ニールセンさんが29日、自宅近くの病院で亡くなったと、TMZ.comなどが報じた。享年84歳。彼のマネージャーによれば、肺炎による合併症が原因で亡くなったという。フロリダ州・フォートラウンダーデールにある自宅近くの病院で、妻や友人たちに見送られながら現地時間午後5時34分に息を引き取った。
 レスリー・ニールセンさんはカナダ出身の俳優で、元々は映画『禁断の惑星』や『ポセイドン・アドベンチャー』などで二枚目俳優として渋い演技を披露していたが、おバカだが正義に燃えるLA市警のフランク・ドレビン警部役で主演を務めた1988年公開の映画『裸の銃(ガン)を持つ男』 シリーズのヒットにより、コメディアンとしての才能を開花させ、日本でも絶大な人気を獲得。その後も多くのコメディー映画に出演し、観客に爆笑を提供し続けた(シネマトゥディ)




日曜洋画劇場で「裸の銃を持つ男」を見て笑ったのを思い出します。このシリーズは実際の人物をパロディ…ブッシュ元大統領夫妻やクリントン元大統領…し、また下ネタを多様するのがその特徴でして、家族で見るのに少しはばかれたものです。

パロディの要素は同時期によく放映されていた「ホットショット」と共に今でも非常に勉強になります。回転の良い軽快なアメリカンコメディ要素。

この時期の映画が実は好きでして、日曜洋画劇場は欠かさず見ていました。ゴーストバスターズ、グレムリン、バックトゥーザフューチャー、ポセイドンアドベンチャー、タワーリングインフェルノ…最近では放映されない、放映権の問題でしょうか。はたまた時代に合わないのか。非常に残念です。現在のCG技術は大変素晴らしいし、3Dにもなる時代ですが、わたしにはあの時代のCG技術の方が映画が「映画らしい」くて面白いのです。育った時代だからでしょうか。今の子達から見たらそれこそどう見えるのだろう。チープなのか、はたまた斬新なのか。聞いてみたいですね。

久が原「テツ」にて

2010-11-29 23:59:34 | Weblog
考査が始まりました。Ⅰではまず物真似かジブリッシュを選ぶ内容。実際に見てみて思ったことは、ジブリッシュは自身を全面に出すのが得意な人、物真似は自身を隠しキャラクター的に演じるのが得意な人が選ぶ傾向にあるということ。そしてそれはそのまま自身の性格に起因するということ。物真似で「先生」は典型的なストックキャラクターであるということ…それだけ「先生」が特異な存在なのか…そして妹を演じる人はほぼ自身よりも「天真爛漫」もしくは「生意気」に演じるということ。これはこれまでの子たちを見てきて大体当てはまる。

そしてもう一つ、つり橋。それぞれの用事でそれぞれの進行方向に進みたいというもの。

イノシシvs野球 羊飼いvs買い物 オカモチvsアイドルオタク トイレvs家族問題 魚屋vs年金問題

噛み合わないテーマをいかに噛み合わせるか。本日一番の台詞はアイドルオタクの「僕は千葉に行きたいんだ」でした。何があるのでしょうか。



11月29日、良い肉の日ということで良い肉を食べます。大田区久が原にある焼肉屋「テツ」です。



タン塩、ハツと普段わりと固めな肉が素晴らしく柔らかい。




ごはんも非常に美味い。ほんのりごま油が香る。これが非常に肉と合う。




ハラミ。お勧めは塩ハラミ。肉がしっかりしていないとお勧めできない塩ハラミ。が、美味い。凄い。





特筆すべきはカルビ。普段わたしカルビが苦手でハラミ、ハラミとハラミを焼くのですが、ここのカルビは本当に美味しい。何皿食べても全く飽きない。本当にここの家の子になりたいと思うほどでした。




帰り道。大島商店街。すっかり冬景色。

ニュースから~呪も怨も人名漢字に復活「悪魔くん」騒動懸念も~

2010-11-29 08:24:07 | Weblog
人の名前にはそぐわないとして、かつて人名用漢字候補から外された「賭」「怨」「尻」など34の漢字が、30日内閣告示される改定常用漢字表で“復活”する。(読売新聞)


咽・股・叱・狙・怨・痕・呪・賭・骸・斬・尻・膝が主な新常用漢字とのこと。かつて「悪魔」ちゃん騒動が起きました。命名するのは親の自由でありますが、その後の子どもに起こりうることを想像すれば、このような愚かしいことは起きるはずがないのです。やはり想像力を欠いた、その場の思考による判断が招く問題であります。この想像力の欠如は様々なところでキーワードになってきます。

わたしの名前は裕之なのですが、小さい頃、親に何故裕之にしたのか聞いたところ、母親の「真田広之のファンだった」というギャグかどうか危ぶまれる発言に暫く悩んだことを覚えています。まあ、その後少しひねり「裕之」と漢字を変えてくれましたが、その結果「渡辺裕之」さんとドかぶる結果になりました。今では「ファイト一発の渡辺裕之です」と「仮面ライダー電王の渡辺裕之です」の二つは欠かせません。




上の漢字を用いた言葉…怨、呪はもはや言うまでもありませんが、斬や賭はゲームや漫画ファンが使用しそうな気がします。それこそ斬十郎とか賭男と書いて「カイジ」とか。



二子玉川の再開発を見て

2010-11-28 22:37:21 | Weblog
まずラーメン屋「二代目けいすけ」伊勢海老ラーメンを食べる。



器がまるでサイヤ人の宇宙船みたいな形をしており、見た目にお洒落。海老の風味が非常に強い。身は入ってなかったのですが、伊勢海老を鼻先につけながら食べているような味。とにかく店舗中に海老の香が漂う。海老好きには堪らない。口の中に海を見る。
麺は細麺だがしっかりコシがあり、スープが良く絡み美味しかった。


二子玉川には「ねこたま・いぬたま」という犬猫と戯れることの出来る施設があるとのこと。が、再開発の煽りを喰らい見事になくなる。




ただそれは5年くらい前になるのだが…あら、その頃はお隣の用賀に住んでいたのだが…知らぬとは恐ろしい。

二子玉川の駅前はすっかり再開発されていました。芝居で「再開発」を取り上げたものとしては非常に興味深い。



まだまだ開発途中という段階。


いぬたまねこたまは潰れてしまいましたが、歩いていると、猫と犬が。







なんか皮肉なジョークです。


新宿駅で瀬川さんと偶然会う。





このブログに一番出てくる教え子さんではないか。



その後鰻屋双葉でガチの鰻を食べる。




なかなかのお値段であったがそれに見合うお上品な味でした。

ニュースから~ペットに課税、飼育放棄防ぐ!?民主チーム検討~

2010-11-28 09:49:59 | Weblog
民主党税制改正プロジェクトチームは26日、2011年度税制改正に向けた政府への提言案で、犬や猫などペットへの課税を検討課題とすることを求めた。
 ペットの無責任な飼育放棄などが、行政による処分費用の負担など「負の連鎖」につながっているとして、「地方自治体による登録制を導入して課金も行うことなども含め検討を提言する」とした。
 課税を通じてペットの適切な飼育を促し、税収を処分費用に充てることを想定している。民主党関係者は26日、「ペットは家族の一員という人が増えている」と述べ、課税には一定の理解が得られるとの考えを示した。ただ、ペットへの課税は今年度の税制改正論議で検討課題に上っておらず、11年度税制改正で実現するかどうかは不透明だ。
 過去には自民党も、動物を飼ってもすぐ捨ててしまう飼い主を減らすため「ペット税」導入を検討したことがある。 (読売新聞)




ペットの放棄。モラルの低下。人間は負荷を課されないと道徳を守れないのでしょうか。そう考えると人間の「性善説」ではなく「性悪説」を信じたくなります。わたしの周りのペット飼ってらっしゃる方々はそれはそれは素晴らしい方ばかりで、愛し、慈しみ、大事にしている方々です。


このペット税、どのラインまで支払うのでしょう。わたしのベタはどうなるのでしょう。そしてミナミヌマエビは?こいつら大量に繁殖しますよ。家族という意識を持っていれば、それこそトカゲやカエルにも課税が発生するのでしょうか?魚は掛けないとなると、多摩川のピラニア、通称タマゾン川の問題が全く解決されない。


この手の課税をすると間違いなく脱税する人間が出てきます。そしてそのペットが亡くなった時、この税金はどうなるのでしょう。遺族年金的に返ってくることはないでしょう。手続き等、面倒な問題が山積みなような気がします。


「ペット税」を払ってでも飼いたいという意識を持っている方に、動物を飼って欲しいと思うのです。


仙川~東中野~目白を跨いで観劇して

2010-11-27 23:30:49 | Weblog
予定を一気に詰め一日3本観劇です。

一本目仙川の桐朋短期大学でブレヒトの「三文オペラ」。教え子の西脇千江子さん出演。



ブレヒトの芝居は教育演劇且つ異化効果狙いという客観性にその特徴があります。舞台下手にはト書きのような布が垂れており、オペラになるとしっかりと立て看板が出ておりました。幕が「服」のコラージュで、冒頭の「貧しい服装」としっかりとリンクされております。貼られている洋服がムックのTシャツといった現代のものであったので、内容…シナリオや服装をもっと現代を介入させれば挑戦的で面白いのになと思いました。

西脇さんは声出ており、軽やかに演じておりました。序盤に投げられたステッキを受け取るのですが、受け取り損ねステッキは奈落の底に。そして段取りとしてステッキを返さなければならず、奈落の底からステッキを救出。何事もなかったかのように返すことが出来ました。

そしてピーチャムの役者がどうみても嵐の相葉君にしか見えず、ライブを観ているようでした。



専門機関での演劇公演について思うことは、毎回のことなのですが、全ての人間に等しく機会を与えるべきではないかということです。女子が男子役をやること、卒業したらば基本女子は同性の女子役を求められるわけです。経験をつませるのが目的であるならば男性役の多い戯曲を選ばす、それこそ専門機関であるならば参加者に合わせた戯曲を創作し、皆が等しく経験出来る作品をすべきなのではと思うわけです。台詞数に偏りなく、または公演毎に役割を変えてみるとか。
ただ「オーディション、現実の厳しさ」を教えるのであれば別に良いと思うのですが。
他の専門…絵画、美容、調理といった学校では徹底的に実戦の機会が与えられます。演劇にとっての実戦とはそれこそ観客に見られる舞台上での本番でしょう。只でさえ準備期間が長いのであれば、なおのことです。

なお、わたしのact orchではそういうことも考え劇作しております。




二本目は東中野RAFTで行われた「C3LIVE Crown Crown Creative SWITCH」多少婦人の酒井雅史が客演しています。「無茶振りに耐えられる役者」というありがたい評価を頂いております。





怪優っぷりを発揮。この公演、無料、フリードリンクというなんともハードな出血サービス。パンフレットに「入場料より挑戦」という素晴らしい意義ある言葉が書かれておりました。

その後会場にいた山本、阿部、石井とニッシーさんと近くのバーミアンに。そしてCrown Crown Creativeの池田錬吾さんが、電夏兄さん主宰の竹田さんとその骨格が似ているという話で盛り上がりました。



三本目、目白のシアター風姿花伝で行われた帝京大学演劇部VIXENS THEATER「PARTY HARD」前回客演して下さった野本真貴子さんの本隊大学劇団。というか野本さん大学生だったのですね。

内容は若い作品でして、これも毎回書いているのですが大学生にはもっとこだわりを持った偏った、挑戦的な作品を創って欲しいなと思いました。

野本さんは数々の客演をこなしておりまして、頭一つ抜けて上手でした。

先にも書きましたが、やはり経験をこなすことが大切なのでしょう。



ただ多少公演からなのですが、どうにも激昂した台詞を吐くとあっさり噛む


一日3本の観劇。疲れました。

ニュースから~「死刑の評決、再検討を」日弁連がコメント~

2010-11-27 08:52:23 | Weblog
少年(19)に対する仙台地裁の死刑判決を受け、日本弁護士連合会(日弁連)は25日、「改めて死刑判決の評決のあり方について再検討がなされるべきで、死刑制度の存廃を含む国民的議論が一層深められる必要がある」などとするコメントを発表した。コメントは「少年に対する死刑は、より慎重な検討・議論が求められている」と指摘。「政府に対し、重大な少年事件の背景と要因、少年に対する矯正処遇の実情と効果などについて、国民に広く情報公開することを求める」とした。(産経新聞)


以下、gooの機能、ニュース畑を用いて記載。




裁判長「控訴を勧めたい」と異例の呼びかけ あなたは裁判員初の死刑判決にどのような感想を持ちますか?




この記事についての意見:




先日も少年へ初の裁判員制度による死刑判決が出ました。

脳科学者の茂木健一郎さんは「更生」を軸に犯罪者への更生の道を消す死刑制度を批判しておりまして、被害者家族感情を持ち出すのはどうかという内容を述べておりました。

確かに「更生」という将来の道を考えるのであれば、変わらない人間はいないのであり、死刑は妥当ではない。「価値の転換」さえ行われれば、人は変わることが出来るとわたしも信じます。
が、被害に合った者、死んだ者の将来の道を考えるとどうなのだろうか。加害者の将来は補償され被害者の将来は補償されない。それは既に失われているものである。このことを考えるとどうにも行ったものの徳が見えてしまう。

国民感情を取り入れるべくして始まった裁判員制度。しかしそもそも無宗教、多宗教の日本の国民の感情を取り入れるということは個人の感覚でのみ判断されることであり、極端に言えば選ばれた人間の感覚によって罪の重さが変わってしまう。「死刑」を国民の判断に委ねるならばそれ相応の教育、価値観の基準を初等教育から取り入れなければならない。


第三者が判決を下すのではなく、被害者家族が決めるのはどうだろうか。これならば奪ったもの、奪われたもののが等しく平等ではないだろうか。間違いなく「死刑」の数は増えるだろうが。そして日本にも「終身刑」を追加するべきであると思う。日本の無期懲役は無期である、終期がある。が、そこには環境の問題がある。



ニュース畑の記事を読む



西大島マハラニにて

2010-11-26 20:06:48 | Weblog
海老蔵さんはお酒でよく覚えていらっしゃらなかったようで。

確かにお酒は恐ろしいです。その昔酔っ払い噴水で睡眠したことのあるわたしはその恐ろしさを重々承知しています。噴水に横たわり半分水中半分水上という顔状態。若い時の酒でした。

しかし暴力はいけません。犯人の逮捕と海老蔵さんの回復を心より願います。





さて、西大島にはスワガソというこのブログでも何回も出てくるカレー屋があります。初代スワガソの海老カレーの美味しさに心底やられ、今ですっかりのカレー中毒者です。ヤングジャンプの漫画「華麗なる食卓」でaddicted to curryという表現がされており、お気に入りです。
そのスワガソがリニューアルに伴い店の人間が変わり、店内が綺麗になったのと同様にカレーも大人しくなってしまい残念でした。昔の海老カレーは口の中で海老が暴れるのです。荒々しかったのです。


久しぶりにスワガソに行くと案内しれたのはインド装束のマダム。

あれ、この店に過去女性の姿はなかった。あったすればトイレのドアにはってあったインドビール、キングフィッシャーを持ったインド姉さんキャンギャルのポスターだけ。

そして看板が「スワガソ」→「マハラニ」へ。

内装は全く同じなのに、店名と店主が変わっている!

どうやらスワガソは消滅的に閉店してしまったようです。




マハラニのカレーは優等生のカレーに優等生のナン、普通に美味しかったです。が、荒々しさが欲しいのです。

一方特筆すべきはパニールティッカ。チーズと野菜の串焼きなのですが、これが非常に美味しかった。タンドールで焼いているであろうその味は野菜の良さが全面に出ていました。これは食べる価値ありです。



ニュースから~海老蔵さん負傷で団十郎さん「当人の責任重大」~

2010-11-26 07:02:29 | Weblog
歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが負傷し、入院したことについて、海老蔵さんの父親の市川団十郎さんは、25日午後9時から都内のホテルで記者会見を開き「世間様をお騒がせして、申し訳ありませんでした」と謝罪した。(読売新聞)

芸道修行はしっかりしていたが人間修行はなっていなかったという団十郎さんのお言葉が非常に印象的です。

海老蔵さん、前にも同じようなことがあったような。人間の悪癖はたとえ素晴らしい奥さんをもらってもそう簡単には治らないようです。今、三島由紀夫の「仮面の告白」を読んでいますが、悪癖はそう簡単には治らないようです。

麻布で飲んでいて、その後どうやって帰宅したのでしょう。歩いたのでしょうか、またはタクシーか。タクシーならば、その運転手はさぞかし驚いたことでしょう。

 
初代団十郎は舞台上で刺殺されたと聞きます。市川の血、恐るべしです。