演劇知

劇的考察譚

コンプレックスを考えて

2008-11-25 02:07:42 | Weblog
茂木先生がコンプレックスの仕組みについて語られておりました。

海馬(記憶)→前頭葉(思考)→扁桃体(感情)のラインがコンプレックスを引き起こすようです。

扁桃体は恐怖や不安といった感情を引き起こす部位でもあり、ネガティブの根源でもあります。

コンプレックスの解消法は行動を起こしネガティブからポジティブに思考を変化させることにあるといいます。

身長の低さがコンプレックスでしたが、演劇やり始めましたら気にならなくなりました。今ではむしろ消えてなくなるくらいに小さくなりたいと思っています。



自分では気になるところも相手からしてみたら案外良いなと思うものでもあります。

身体のコンプレックスは解消の余地がありますが、社会的立場のコンプレックスは己の努力でしか解消出来ないですから、頑張るしかないでしょう。

HDDビデオカメラを買って

2008-11-24 17:43:14 | Weblog
電化製品が素晴らしく好きです。男子はその傾向にあるようです。不思議です。

多少の作業と、学校で使用するため、思い切ってカメラを買い換えました。パソコンで編集するため、ハードディスクタイプの方が圧倒的に効率がよいのです。

ハイビジョン3CCDで53万×3かCCDで700万かで悩み、その道の専門家に相談できる好機に恵まれ、ビクターのGZ-MG740を購入。本当に良い物は十万越えし、手が出せないのですが、GZ-MG740は運命的に出会い、破格の値段。素晴らしいぞ秋葉原。

普段はうだうだするのですが、今回は相談できたこともあり即買い。



多少婦人動画を更に美しく。まずは次回公演のアイキャッチを作成します。

音響の打ち合わせをして

2008-11-24 17:30:48 | Weblog
稽古が始まり、昨日は音響の打ち合わせで前回出演して下さいました、樋口義也さんと会いました。相変わらずの好青年です。
作品イメージを説明させて頂き、空間にあった曲を作って頂く流れになり、非常に楽しみです。「恐くやがて憂い」の編成です。更に義也さんの歌も挿入予定です。乞うご期待。

サンプルCDを頂いたのですが、即戦力ものばかり、本日ダンスで流したのですが、多少メンバーも気に入ってくれたようで。

そう、日頃のダンスを活かし、今回はカクカク動きプラス、軽快なステップを踏みます。


題して、アラサー踊る多少婦人

梅島で演舞会を観て

2008-11-23 12:54:55 | Weblog
生徒さんからお誘いありまして、酒井さんに無理を聞いてもらい、空手の演舞会を観に行きました。

型から産まれる様式美は、乱れが無く本当に綺麗でした。型を型通りやりますと、予定調和な相手と合わせるだけのものになりますが、これに「生」の感覚、気迫やリズムが加わりますと生きた表現になりまして、そこに様式美が産まれるのでしょう。

ロシアの演出家メイエルホリドが「仮面」の概念で型の素晴らしさを提示しましたが、まさにこのことではないでしょうか。


最後に「試割」という板を拳で割るものがあったのですが、これがなかなか割れず。失敗すると乾いた音がなります。明らかに痛いのですが演者はそれを表に見せず。でもそれが2、3回続きます。痛い。板が堅いんじゃないかと。



気がついたら観ていたわたしが「痛」と小さな悲鳴をあげ丸くなっていました。イメージは体を動かします。

1月公演の稽古が始まって

2008-11-23 09:28:19 | Weblog
2009年1月公演が始まりました。写真は今回参加メンバーの一部。役者は13人もいる為なかなか全員がピタッと集まることがないのです。

酒井作品では笑い中心、脚本提供して頂くMrs.fictionsの岡野さんの作品は会話中心となる予定です。渡辺の方ではその間逆、悲劇と動作を中心に据える予定です。稽古場日誌も動きだしました。役者による記事が更新されます。是非ご覧下さい。パソコンサイトは「next」内、携帯サイトは「稽古場日誌」からご覧頂けます。

その後初日開始の飲みを。全員集まっていない為これから暫く「開始飲み」が続くのだろうなと予感します。その後用有り電話していましたが、ちゃんと喋れていたか不安です。

朝事務仕事をする関係で早くから起き、テレビをつけると「題名のない音楽界」が放送されていました。番組中、指揮者の佐渡さんが素晴らしく良いことを仰っておりました。



「題名のない音楽界」
listen(聴く)とhear(聞く)との違い

現代には音が溢れすぎている。無意識の「hear」が溢れかえっている
無駄なものまで聞いてしまう現代では感じる力が失われつつある
耳を傾け聴き入る「listen」こそ、芸術の素晴らしさがある

ギターは膨らます楽器ではなく、弾く楽器である
弾かれる一瞬が最大点であり、それからの時間は消えゆく余韻を楽しむ時間
その連続だからこそギターははかなく美しい
余韻を聴き入る余裕を持とうではないか


この番組、わたしが幼少の頃からやっている実感があります。昔は全く見ずにアニメーション番組ばかりを見ておりましたが、今では全く逆になっております。味覚の趣味が変わるように音楽の趣味も変わりました。味覚は食している時の「感情」により、味の意味が後付けされるといいます。ビールは苦いものだが、飲み屋の雰囲気、飲んでいる空間が楽しいと「苦味」と「楽しい」がリンクされ、結果美味しいものになるとか。

芸術ごとも人の受け入れ方が変わるぐらい、「良いものである」という後付け出来るものになればいいと思います。間近でみる直接体験が必要なのです。演劇はそれに適した芸術分野であると思います。

そしてそれを可能とする前段階に「余裕」があるのでしょうね。精神面でも金銭面も生活面でも然り。

下北沢 劇小劇場で劇団東京おいっす!を観て

2008-11-22 15:05:17 | Weblog
ロン佐藤さんを観に劇団東京おいっす!の公演「チャーリーtimes」を観てきました。

史実のパロディでして、ひねくれることなく気軽に見れる内容でした。いつも以上に大声の往来がありまして、大きな音が駄目なわたしはちょっときつかったシーンもありました。特に個性が強すぎる、あくの濃いキャラクターのがなりが駄目なのですよ。
その中で、やはりロンさんのたたずまいは違います。静かながらにしての存在感は見習うべきものがあります。

公演中にネタばれになりますが、ロンさんのチャップリンとしての歩き方が素晴らしかったです。授業でも取り扱う関係でチャップリンの映画を良く観るようになったのですが、歩き方、顔のちょっとした仕草、デティールにまでこだわった良質な物真似でした。舞台の肉体表現の素晴らしさを改めて実感した瞬間でした。


下北沢 2×2=8にて

2008-11-21 18:51:14 | Weblog
カレー食べ放題の看板を見まして劇小劇場の通りにあるカレー屋に入りました。夜で千円食べ放題は安い。









大味です。ナンにしてもフライドチキンにしても、マトンにしてもチャイにしても何かプラスαの「これは」という味のひっかかりを感じます。きっと本当に向こうのものはこういう味がするんだろうなという味。


今までの店がいかに日本人好みな味にしているかが分かりました。

結局サラダとデザート(ヨーグルトと謎の草入り)を多めに食べてしまいました。


テレビではインドの曲がプロモーションビデオで流れています。皆さん目鼻立ちがしっかりしております。ヒップホップとインドサウンドの融合がなんだかエキゾチックです。

一人芝居を観て

2008-11-20 23:59:43 | Weblog
本日も一人芝居を8人分…本当は9人ですが、受験の関係上…を観させて頂きました。

こちらは、独り語りの傾向にあったように思えます。


ただ、わたしの頃とは異なる、作品に対する意気込みの違いよう。改めてわたしも客観的に向き合う覚悟が産まれますよ。


来週本番が本当に楽しみです。


写真は「来週、そして3月に生徒さんが暴れるであろう舞台。」

「笑う通訳」を観て

2008-11-15 10:22:26 | Weblog
多少婦人阿部恭子が客演しております、兄さん劇団の電動夏子安置システムの公演を観に池袋シアターグリーンへ。

先月も公演を打ち、更に来月もという連続三ヶ月公演という骨太公演を打てる団体力にまず感動。社会人劇団の多少婦人ではそうはいかず。いや、やろうと思えばですが、電夏のようにはいかないだろうなと。

「笑う通訳」

言葉に着目した作品でした。

役者のタフさがまず凄い。前回終わってから二時間芝居の台詞、しかも言葉に着目しているだけあり、会話のチグハグ、言葉自体のチグハグが満載のものを、三週間できっちり入れたという事実。いや、まずそこに感動です。

そして相変わらずの左脳使用の能動的演劇。観劇後に後方の女性二人が声を揃えて「難しい」という声を挙げておりました。観ておりますと、「理解したい」という感情で舞台を追いますので、ドーパミンが溜まります。そして各シーンが、かっちりとはまりますと、「分かった」で解消。すっきりとします。そして次のシーンへ突入。
このサイクルが二時間行われますから、観劇後は、一冊本を読んだような軽い疲労感を感じます。前回は人の動き、印象を追っていましたが、今回は言葉を追う(追わなくても楽しめるが)ので、脳使っている部分が違うのか、疲労感が少々異なっていました。思考→解消の一連の流れはなんとなく「カタルシス」を彷彿とさせます。「カタルシス」は涙で心の解消を行いますが、此方は「笑い」で解消のプロセスを踏みます。そこが通常の笑いを求めた芝居とは違うところです。笑って終わり、、笑われて終わりでは一過性の更に一過性程度で終わってしまうのではないでしょうか?


良質な密室緊張喜劇を観まして、その後飲みへ。先輩方に囲まれビールの応酬。先輩方とはわりと飲むのですが、緊張感は変わらず。そして緊張状態で飲んでおりますとまず酔わないことは周知。アルコールが理性を超えることはありません。ただ、これが帰宅路で一気に回るから恐ろしい。ただ、フラフラになることはなく。ダンス回転ではフラフラになるのに、そこの回りは問題ないようです。

丸亀製麺にて

2008-11-14 23:30:20 | Weblog
金曜は仕事が押し、時間無くカレー食べれないかと思いきやありましたよ、丸亀製麺のカレーうどん。

時間無く、飲み込むように飲食。故ウガンダトラさんがカレーは飲み物といったことを思い出しました。

はなまるうどんより、もっちりしてると思いました。