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夜の勝どきとトリトン。昼の装いとはまた別の雰囲気。
死者アプリ。ちょっとエスパーと共に依頼を受けた作品。話を持ってきた子がどうにも恐い芝居をやりたくて仕方ないという。自身も二本書いておりその内容も「狂気的彼女」と「百物語」というモロにそのテーマ。もう一本とのことで依頼を受けたが、さてどうしたもののかと。わたし、恐いの嫌いなのに恐い作品は好きで多少婦人、act orchでも恐怖芝居を書いてきた。ところが、今回は文化祭。間違ってもこれまでやってきた内容を披露することは出来ない。
ということで二人三脚でプロット思考。10個ほど持っていけたのはやはり好きだから。自分でもいつかやってやろうという気持ちがあったのだろう。この10個、中にはドン引きされるプロットもあったが、その中から「身近なもの」「音、映像を使ったもの」「っ文化祭で出来るもの」という条件をクリアした、携帯アプリを使った作品を選ぶ。
ちなみにドン引きされたものは糞尿を使ったもの。
出来るか、そんなの。
アプリケーションの表示、何が良いか考える。見ていて不快なもの、または不安を煽るものは何かを考え、人の口元を思いつく。これ、アップで映し出されると相当気持ち悪い。この口元映像、別作品で誤って流れてしまって、オペをやっていたわたしは悲鳴を上げそうになっちゃったよ。不意に流れると本当に驚く。
音声もかなり凝った。SE用意したが…
うめき声→机を巻き込み倒れる→悲鳴
窓開く→カーテン揺らめく→花瓶が落ちてパリン→人も落ちてガシャン→悲鳴
というドラマティックSEも創作。頑張った。
こちらもSEキューが20以上もあるのに合わせることなく本番に入ったので裏方はてんやわんや。わたしもサンプラ押し間違えをしてしまいてんやわんや。
お客様の後姿を見ていたが、狙いどころで顔をしかめ身を縮める姿を見ることが出来、わたしはオペ卓でニヤリ。ちょっとエスパーで笑顔を届けられたことも嬉しいが、恐怖芝居で恐ろしさを伝えられたことの方がより嬉しい。隣のお化け屋敷には負けなかっただろう。
スプラッターしなくても五感で恐怖は与えられるのだ。想像力の成せる業。
この公演で映像、音響テクが上がったので、今後の公演に反映させたい。
やー、サンプラー使ってるのすげぇとか思っちゃったじゃないですか笑。
あの大学所持のチンケなサンプラーから見ると世の中随分楽チンになりましたねー。
今回も生徒に本番直前で音要求されて、ネットでダウンロード→加工→出力を本番中にしたという伝説があるのです。便利で楽チンな世の中になったものですわ。