演劇知

劇的考察譚

ニュースから~<秋葉原無差別殺傷>「絶対に許さぬ」遺族が初陳述~

2010-11-10 06:28:58 | Weblog
<秋葉原無差別殺傷>「絶対に許さぬ」遺族が初陳述

東京・秋葉原で17人が死傷した無差別殺傷事件で、殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤智大(ともひろ)被告(28)の第24回公判が9日、東京地裁(村山浩昭裁判長)であり、大学生の長男(当時19歳)を失った父親(55)が「被告を絶対に許さない。死刑にしてほしい」と意見陳述した。この裁判で被害者遺族が意見陳述するのは初めて。(毎日新聞)





事件の起こった当日、丁度現場近くにおり、「生死の紙一重さ」「理不尽さ」を考えました。未だにこのニュースを見ると陰鬱さを感じます。身近に関係者がいることと、被告の年齢が近いからでしょうか。

死刑云々の議論については被害者遺族ではない我々がとやかく言う問題ではないと思います。この事件で思うことは「想像力の欠如の恐怖」「倫理の必要性」です。



丁度演劇理論で取り扱っているスタニスラフスキーシステムでは、想像力を重要視しています。演じるためだけでなく、生きるためにもこの想像力を養う必要性があることを伝える、表現に携わっている己に出来ることであると考えます。

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