演劇知

劇的考察譚

電動夏子安置システムとは

2011-05-13 23:28:07 | Weblog


performenⅥ
@吉祥寺シアター

電動夏子安置システムのお家芸、システム芝居が詰まった作品。多少婦人の石井千里が「カレ」、そしてわたしの教え子森美咲がアンサンブルキャストで出演しております。

アンサンブル含め40人という人数を捌き「律動」というマスゲーム的な動作をどう行うか、大人数を扱うものとして非常に興味があります。

「律動」は横の動きが素晴らしかったです。舞台が歯車を模した半円上のステージが組まれているのですが、それと横の動きが重なり歯車の回転のように見えます。大人数の場合は一律に大きい動きをした方が良いと、勉強になりました。



運命と神の話、performenシリーズでは運命、Ⅳ以降では西洋的「神」と私たちの関係、唯神論と無神論の戦いを表現しています。さらにperformenでは哲学パートと笑いパートを上手いこと混ぜ合わせているので、より普遍的に受け入れられる物語を狙っています。Ⅵのラストカレの「僕は人間なんだ」の台詞、最後の律動は40人の「直立」、これは劇作、演出家の「人間愛」の表れであろうと思うのです。



今回は電夏兄さんの澤村さんが大変ツボでした。やつは本当に面白い。というか本当に気持ち悪い。良い意味で。



劇場では色々な人間と会います。









アンサンブル出演の森さん。



石井。メインなのに写真が撮れなかった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿