演劇知

劇的考察譚

東京おいっす 女優マリアとは

2011-05-26 07:26:03 | Weblog



女優マリア
@劇小劇場

ロン佐藤さんを観に行く。女優の裏表の有る無しに翻弄される夫兼マネージャーの役。上手い。人間として立てる役者はそうはいません。主役の鈴木麻衣花さんとの底の見えない演技との掛け合いが非常に心地よい。

そこが良かっただけに他のキャラクタイズムで作られた役との関連がなんとも。

同時展開シーンや、ミスリードを誘う台詞、行動、芝居を見慣れていらっしゃらない観客の皆様にも分かりやすいように作られており、また有耶無耶にする最後もこちらは芝居を見慣れた方には挑戦的になされており、良かったです。これまでのおいっすの中で一番面白い。わたし、このテイストが好きなのでしょうね。

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4 コメント

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ひでおん様へ (わたなべ)
2011-05-30 17:35:33
書き込みありがとうございます!

ひと月8本のペース、ひでおん様のような観劇者がいらっしゃること、小劇場界の人間として大変嬉しく思います!

私もおいっすは良い芝居だと思いました。良い芝居は見ているとあっという間に時が経ちます。

都立高校で教えております。生意気で可愛い子たちばかりです。
今度の私所属の「多少婦人」にその教え子が出演します。お時間宜しければ是非ご覧頂ければと。
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昨日観ました (ひでおん)
2011-05-29 14:43:33
はじめまして。観劇経験70~80本くらい、専門家ではなく、普通の消費者の代表みたいな観客です。『女優マリア』の記事を検索していたら、こちらにたどり着きました。東京おいっす!は、初めて拝見したのですが、ロン佐藤さんをはじめとして、押さえた感じの演技に引き込まれました。普通っぽく感じるところが、例えば、ミスリードを誘う台詞の先にあった笑いをさらに増幅させていた感じがします。

いい舞台を観たと思っています。

都立高校で演技を教えてらっしゃるんですね。私の時代にもそういう科目があればと思いました。

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amapa様へ (わたなべ)
2011-05-27 00:18:53
おお!世間は狭い(笑)

配役、マリア良かったですね。わたしもとても好ましかったです。

そうですね、観客に委ねている…のだけれどもそれがあまり不快でなく。ラストの「約束」のくだりが良かったですね。

ありがとうございます。おまんじゅう、ご期待下さい!
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Unknown (amapa)
2011-05-26 12:35:21
私も昨日観にいってきましたー
「マリアという女優」にすっかり魅せられて帰って来ました。
ああいうラスト、今まであまり好んではなかったですが、このお話ではそれがとても良かったです。 後でいろいろ考えるのがモヤモヤではなく心地よい、っていうか。

多少婦人さんの公演も楽しみにしています 

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