演劇知

劇的考察譚

マラソンの心境とは

2015-03-24 00:13:34 | Weblog
今回参加した板橋cityマラソンでの各ポイントにおける心境や状況、反省点やアクシデント。次のマラソンの参考として。


○起床~会場到着まで
前日に買ったレース後半用に飲もうと購入したアミノ酸系差サプリ飲料を忘れる。普段飲んでいないから用意するときにすっかり抜けた。
会場まで自転車で10km。家出るのが遅れたため朝からちょっとしたトライアスロン。しかしアップするには丁度良い。

○会場到着
事前に衣服は着込んでおり、またゼッケンも安全ピンで止めていたため着替えは問題ない。しかし20分前についてもなんやかんやでスタート直前に準備完了する。参加人数1万人越え。スタート位置確保するならもっと早く到着すべき。

目標をサブ4.5に設定。km6分で各エイドでゆったり1分補給でいけると計算。自身の普段ペースがkm5分20秒なので少し抑える必要がある。前回はそのペースでいき26㎞地点で崩壊。

○スタート~4km
流れを待ってからのスタート。定時から11分後にようやくスタート。隙間をぬって意気盛んなランナーたちに抜かれていくが気にしない。特に初めの2kmは人ごみに飲まれkm6分20秒であったが次の2kmで5分40秒としプラマイ0に戻す。
目の前にはコスプレランナーが。その中でも比較的同じスピードで走るフランクフルトマンを心のペースメーカーとする…はずだったが、目の前を走るX脚女子をまず最初のペースメーカーにする。
3km地点であろうか。沿道で渡辺美里「マイ・レボリューション」をスピーカーで流しながら応援する方がいて思わず笑う。笑うと同時に不要な力が抜け身体が楽になる。笑う→脱力は大事。

○5km辺り
岩淵水門があり過激なアップダウンがある。前回はここでまず右膝に軽い違和感を覚えたのだが、今回は臀部筋力を使い膝に負担をかけないように上る。35kmで再び合間見える坂よ。お前には負けない。

○10km
身体がまだ起きていないのか安定的なkm6分。この辺りでペースメーカーをボブガーリーさんに変更。周りが静かになってきたのでiPodで音楽を流しだす。いつも走っている曲順に流すことで流し終わる頃にはゴールしているという安心感が沸き起こる。

○15km
この辺りでチラホラ歩き始める方たちが出始め、また折り返し先頭ランナー集団とすれ違うためペースが自然と速くなる。気を抜くとkm5分40秒ペースになる。前回の崩壊のイメージが強すぎるため意識的にペースを落とす。
すれ違うランナーの中になすびコスプレの爺様を見つける。コスプレでこのスピード、凄い。

○20㎞
練習通り。問題なし。身体に若干の重み、各関節に若干のきしみが出始める。これも想定内。折り返し直後にパタと人が止まっていく。屈伸する人が多かったが、長期間大腿四頭筋を使った後での急激な屈伸運動は腿にダメージを与えると既に把握。

○25km
前回の己越え。気持ちが楽になる。この辺りでペースメーカーをゼッケンに「駒沢公園」と書かれた常夏女子ゴルファーさんに切り替える。
ちらと沿道を見るとなすび爺さんが倒れている。その顔が苦痛によりしなびている

○30km
練習段階での最高km数。ここまでは完全に計算通り。しかしここからは未知の領域。
橋のふもとでダンス練習をする学生ダンサーズに目を奪われiPodを落とす。急に振り返ったため後方のランナーと接触。本当に、本当に申し訳ないことをした。

○35km
突如ガクンと身体に来た。30kmの壁とは聞いていたが、ペース落としたわたしにも来るとは。ここまでで貯金2分あったのが心の余裕となる。
おにぎりコーナーに助けられた。一口入れた瞬間の身体の回復加減は凄まじかった。身体は正直。

シャーベットステーションは、前回女子大学生が渡してくれたことで各男子ランナーが復活し始めたが、今年はマダムの方々。マダム。わたしは素敵マダムにカップをいただき生き返る。がそんなに量食べられず3分の1食べた時点でさようなら。

帰ってきた岩淵水門のアップダウン。アップは続々とランナーが歩き始める亡者の坂。合間をぬいながら止まらずに走れた。下り坂の方が正直きつかった。ブレーキかけながらだと腿にくる。

身体、特に頭に熱が溜まり始め、気持ち的にも「きつい」と思い始めてきた。37kmで「あと5km」と思ったが正直遠い5kmとマイナス思考。km5分20秒に上げられるかと思ったが無理だ。

目の前にはフランクフルトマンが。頼む、わたしをこのまま引っ張ってってくれ。

○38km
突如頬に違和感。どうやら内臓がやられその感覚が頬にきた。寒気というかヒリヒリというかかゆみというか、貧血起こすちょっと前の感覚が己を襲う。長時間走ると内臓にくるとは知っていたがここまでとは。各エイドでバナナを食べたせいかもしれない。バナナ食べ過ぎ。止まっちゃえという誘惑に襲われるも禅で鍛えた無我の境地…にはまだ達せず、止まったらダサいという過剰な自意識で乗り切る。

○39km
かなりきつい。帰ってきた渡辺美里「マイ・レボリューション」。笑う余裕なし

○40km
非常にきつい。頭が回らない。あと2kmが遠い。止まっちゃえという誘惑さえもう面倒くさい。

○ゴール
前回は達成感に感動したが今回は計画通りやり切った事務的感が強い。着地予想4時間27分に対して4時間26分。

○終わってから
腿にきたが前回程ではない。前回は今より2時間以上も動いていたのだから当然と言えば当然か。ただ今回の対策、ストレッチ、筋トレ、加圧トレーニング、プロテインが効いたのもまた事実。

イベントをやっていたのでチアリーディングを見ながらビールと沖縄そば。至福。

目の前には走り終えたフランクフルトマンが…が…家族と一緒。フランクルトマンでさえ…

せつなくなる

○帰り
再び10kmの自転車。何気にこれがきつかった。前回は帰りに2時間ぐらい使ったが今回は行きと同じくらいで帰れた。まだレース中だったので岩淵水門まではゆっくり行き、レースが終わってから岩淵水門を通って帰宅。

土手でビール。

○反省総括
日焼けが凄いことになるからその対策を。栄養補充系は事前にバッグに入れとけ。四日前から炭水化物へシフト。内臓は整えておけ。iPodは落としちゃ駄目。レース後半ほど笑え。会場のビールは500円と350円があるぞ。事前の30km走行は必須。身体を破壊してまた再生させるドラゴンボール流サイヤ人的訓練は裏切らない。乳首部分にワセリン塗っとけ。



計算通り、予定通りは己にとって自信となる。この堅実さがわたしの武器だ。

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