My ordinary days

ようこそいらっしゃいました!
ふと思い立ち第2のキャリアを始めてしまった、流されがちなひとの日々を綴るブログです

貴志祐介「悪の教典」

2012-08-20 20:43:56 | 読書
ええと 久しぶりの毒素
ではなくて読書感想文。 

映画化もされましたね~ ってもう封切りしたのかしていないのかも知りませんが

この方の作品はデビュー作の「十三番目の人格ーISOLA」と「黒い家」、両作品とも角川ホラー文庫で読みましたが
ホラー文庫ですから一応こわあいお話で、といっても んー、心理的に怖いというか壊れちゃっている人間の怖さであって ISOLAはちょっと幽体離脱的に怖いシーンがありますが
この「悪の教典」も、まあホラーというのか?サイコパスを描いていてばんばん人が、しかも先のある高校生が殺されていくことになるのでその追い詰められていく生徒たちの感じる怖さ、の部分も怖いかな?? 壊れている人間が優しげな顔をして近くにいるかもしれない、というところが一番のポイントでしょうね。

一息で上下巻を読んでしまいましたが(4時間半くらいか そうです夜通しです 大失敗)

一息、つまり先を知りたくて読んでいるのですからまーおもしろかった、です。え なんか微妙な・・・?


そうなんだよね・・・。

主人公のサイコパス天才で対人共感能力に欠けていて人を殺すのを躊躇しない、親殺しの最悪の人なのですがある理由により私立高校の英語の教師として働いていて、しかも生徒たちからの人気抜群だったりして・・・。でもって面倒なことがあると面倒な相手を殺しちゃえばいい というものすごい結論にあっという間に達してあっという間に実行して、という人生を送ってきて、上巻では人気のある有能な英語教師が実は・・・というところがじっくり描かれており下巻ではいろいろな偶然により人を一人殺す予定が、一クラスの生徒を皆殺しにすることを決めてそれを遂行していく姿が描かれていて。

天才にしてはなんというか 行き当たりばったり的、な感が否めません・・・や、しかし精神的に病んでいるから場当たり的でもなんとか論理的に説明をでっちあげる能力を駆使して強引にいけいけゴーゴー、となってしまうのか・・・

人気教師をなんかヘンだと感じる生徒たちももちろんいて、その生徒3人がその人気教師の敵といいますかそんな立位置になります。ここまで書けばなんとなく想像できてしまいそうなストーリー?

読んで!おもしろいから!!と人さまにいうのも言いずらく、そうだな~ 私としては 心理的な攻防戦がもうちょいあったらもう少しアレだったかな。展開が一方的すぎ&ラストは まあそうくるかなあと思われるようなラスト。でした。

とりあえずなんか読み物が読みたいなあー という時にはよいかもー 私はそんなにこわくなかったかな、前評判よりは・・・。

うん。

そんな感じー 久しぶりの読書カンソーおしまいー





感想文、感想文と言えば次男くんの苦手分野、ああ夏休みの課題の一つなのにぃどうするんだあー全く書けてないよお 選んだのは新潮文庫の夏休みに中学生に読ませたい文庫本30冊 から選んだ もうとっくに読んだことのある星新一「ボッコちゃん」。
作者本人が選んだショートショート集。
これについて1600字・・・書けるのかあ 何でもいいからとりあえず書いてオネガイ。
と、そろそろ子どもたちの夏休みの宿題の行方が気になってきたハハであった。


長男くんもレポート類4つくらいあるしなあー
長女ちゃんは文を書くのが苦にならないタイプなので(中身はともかく)感想文は安心なのでした。問題は塾の山のような・・・・・・・・・・・