My ordinary days

ようこそいらっしゃいました!
ふと思い立ち第2のキャリアを始めてしまった、流されがちなひとの日々を綴るブログです

ずいぶんと昔に読んだものですが

2012-04-30 10:48:12 | 読書
なんだか急に思い出した物語です。しかもネットのない時代の話だな、これ。だって「文通」の話なんだもの。アートブックのような体裁の本で
売り場はどこだったろうか。絵本の棚か 洋書の棚か・・・

ニック・バントック著 小梨直訳「不思議な文通_グリフィンとサビ-ヌ」 河出書房新社刊。

三分冊ありまして、
「サビーヌの日記_続・不思議な文通」
「黄金のとびら_不思議な文通完結編」
と続いています。


絵本、というか・・・往復書簡でお互いの手紙が交互に紹介されているのですが、ポストカードだったり封書だったり、その封書の中に便箋が入ってるという凝った作り。原文英語のままで、訳文が別冊になってついています。

「おかしな生き物や異郷の風景の描かれたイラストに飾られた、実物そのままの絵はがきと封筒に入った手紙の間で繰りひろげられる孤独な画家と謎の女性とのロマンティックで不思議な物語。日本語訳は別冊子にまとめ、原作の英語の手紙文も楽しめる、全米でベストセラーとなった全く新しいヴィジュアル小説。 」というのがこの本につけられた説明なのですが

突然、見知らぬ女性から手紙を受け取った画家のグリフィン。その女性サビ-ヌは遠い聞いたこともないような島に住んでおり、彼女はグリフィンの作品が見える、頭の中に浮かぶというのです・・・むむむ、あやしーい。グリフィンも初めは信じませんが、どうやら本当に彼女は彼の絵が見える?らしい。サビ-ヌもなぜ絵を感じることができるのかわからないという。グリフィンは孤独な人生を送っている画家で、この偶然の出会い?に夢中になり手紙のやりとりを。
が、

・・・・。

2冊目「孤独な画家グリフィンが作りだした想像上の恋人サビーヌ。ところがその彼女が本当に会いにくるという。恐怖を感じ、彼は逃げだした。ギリシア、エジプト、日本と歴史を遡り、自分の過去をたどるようにグリフィンは旅をし、サビーヌは彼の家で帰りを待ちつづけた。ふたりの手紙を貼った日記を綴りながら…。ふたりの関係が解きあかされていく『不思議な文通』待望の続編。 」

そう、文通相手のサビ-ヌが会いに行きます!と。彼女の住んでいる島から出てくるというのですが 彼女はグリフィンが創作した架空の女性のはずだったのですね。
グリフィンは逃げ出し、サビ-ヌは彼のアパートを訪ねます。が、もちろん彼はいない。けれど彼女はグリフィンの帰りを待ち続けます。そこはどうやらグリフィンの家ではあるけれどグリフィンの世界とは異なる空間のようだとサビ-ヌは気付きます。そして・・ ああ、もうここまでで十分怖いと思いませんか~

でもグリフィンは彼女と会う決心をするのです!想像上の人物にも関わらず!?がしかし

3冊目「このまま永遠に会えなくなってしまうのだろうか。ふたりは自分たちを隔てる力の大きさに戸惑った。謎の人物フロラッティに妨害され、サビーヌの絵を見る能力の衰えにおびえながらも、グリフィンとサビーヌは出会いの場所-、黄金のとびらの開く場所を求めた。不思議な余韻を残し、ふたりの物語が完結する。 」

黄金のとびら、会えるはずのない二人が会うための場所、そこには黄金のとびらがあり、ついに二人は・・・・。


・・・・とここで終わるならまあ?いいのだけど、パラレルワールドに住む二人(なのかどうかもよくわからない)の愛の往復書簡、
の次にある最後の手紙がこわすぎっ


と私は思ったのですが・・・

アマゾンUSAの書評を読むと、手紙や切手、ポストカードなどのアートの部分に評価が高く、内容もミステリアスで素晴らしい といったものが多かった。二人が出会えたことに感動しているような・・・でもだがしかし

ラストへの言及をする人がほとんどなかったけれど、二人が出会うことができたこと、これ自体ハッピーエンドだったのかどうか私には疑問だし、ラストの意味することって


書けませんけれど

想像上の人物が会いたいと言ってくるって
サビ―ヌを作りだしたグリフィンが彼女に会いたいという願望を持ったため内なる自分がそういう手紙を書いたのだろうと想像。
人格が分裂してゆくにあたり残っている僅かな理性が恐怖を感じ外界へ逃れようとしたが、結局自己の生み出した自分だけを愛してくれる理想の恋人を得る・・・・本当は分裂した自己に元々の自分を委ねてしまっただけなのかも
それとも
グリフィンは全くの正常でなぜか実体化してしまったサビ―ヌが出現するという貞子な感じのお話なのか


どちらでもいいのだけれど二人が幸せなのならば


でもラストが私は怖いと思う… お二人でどうぞ もうおかまいなく~  と。

国内絶版かも。古書ならAmazonで手に入りそうです。じわじわとくるお話でした。

馬場俊英DVD『実録・平凡2011~2012』より「平凡」ライブバージョン

2012-04-29 10:01:40 | 音楽
どなた?
な感じの全く知らない人なのですが例によって車に乗ってて流れてきた曲・・・

最初、なんだなんだ仮面ライダーのパロディソングかあー?なんて思いつつも楽曲がかっこよかったのでボリュームを上げて真剣に聴き出したら、

なんと最後ほとんど泣きそうになってるワタクシ!

日本語じゃなくて英語で歌詞つけてもいいのではないかしらん。歌詞内容がまあ日本語なのですが感覚的なことで申し訳ないがとてもすっきりしていて英語みたいで、表現もべたべたしていなくてインスト部分だけ聴いていると洋楽聴いているみたいなのです。


馬場俊英DVD『実録・平凡2011~2012』より「平凡」ライブバージョン


どんな歌手でどんな活動をしてきた人なのか調べていませんが、4月25日発売で、これは耳にすること多くなりそうと思うよ。
ただ完全バージョンが9分くらいあるっていうから全部聴くのはCD買うかダウンロードしないと無理かも~

平凡 完全版歌詞

ショートバージョンで十分圧倒されます。
や 圧倒という感覚ではないな 共感か・・・何だろうな。平凡に生きているあなたにぜひ。

今年もやってきた

2012-04-28 11:59:55 | 日記
 ハトです。

しろちゃんがどうもお外の様子をじっと伺っており、しっぽはぱたぱたしているし伸びあがってみているし 
と思っていたらぽーぽーとやってきていました、つがいのきじばとが。去年のハトと同じかどうかはわかりません~

去年はしろちゃんは生まれたばかりの目も見えない子猫でしたからハトどころかスズメにも負けてしまう感じでしたが今年のしろはちょっと違うよ~やる気満々だからね。飛びかかりたくてしかたない。でもガラス越しだからできませんが^^;

おそらくもう卵を産んでいると思われます。しろちゃんはまだカラーをつけているので窓枠に乗れないため近くでハトをみることはできません。良かった、んだかなんなんだか?

しばらく観察を続ける予定・・・・with しろちゃん♪ 


保護者会ウィーク

2012-04-27 11:04:08 | 日記
立て続けに長女ちゃんと次男くんの学校の保護者会がありまして。

長女ちゃんは先生が持ちあがり5年生の時の担任の先生がそのまま担任となってクラスの半数が入れ替わっただけ。それでもやはりクラスの雰囲気は変わるから、さてどうなることか。まあまだ新学期始まって間もないので特に気になるようなことはないようです。

次男くんは入学後初めての保護者会です。役員決めがメイン~
やるのがいやというより、今年は長女ちゃんの受験があるので土曜日のクラス会に出られなかったり文化祭が受験予定校と重なったら保護者会バザーの手伝いができなかったり、だいたい入試のときのお茶出しもできないーーー!のでどうしても避けたい・・・事前に役員についてのアンケート?が配られていたので、そちらには「来年やります」に○して提出していましたが、よかったああまり時間がかからずに3名選出されました。ほっ
担任の先生は理科担当で吹奏楽顧問。すごく早口・・・
学年主任の先生はどうやらみち家のご近所(といっても駅は違うけれど)らしく、この学校はミッションスクールだけあって日曜学校に行くことを生徒に奨励しているのですが「お近い方は私の行っている教会へどうぞ」と全体集会のときにアナウンス。
って・・・・この学年でいるか?うち以外に・・・それとも、うちに言ってます~??

保護者向けのサークルが二つ、コーラスと聖書研究・・・むむむどちらもなじみ深いというか・・・ははは、キリスト教系の学校にはつきもの、というわけでもないのでしょうけれど。入ると学校のことがわかるからね。時間が撮れるようなら、入る、かなあ


聖書研究会

2012-04-26 14:22:45 | 日記
あ 幼稚園のサークルのほうです・・・次男くん中学校のサークル活動は5月の総会が終わってから始まるみたい。
なので、そちらの聖書研究会に参加するかどうかはまだこれから決める予定です。

今回から始めとおしまいに聖歌を歌うことになりまして、もちろん初見で歌うのですがなかなかおもしろいです。みんなアヤシイまま歌うから!もちろん私も^^

ルカ18:15-17 「子どもを祝福する」。
幼稚園も新年度が始まり、新訳を読んでいく年は 子どもの好きなイエス様、というテーマ?から子どものお礼拝が始まることが多いようです。


が、全く関係ない?こともないけれど次男くんの学級通信に載っていたマザーテレサの言葉があまりにも感動的だったのでそれをここでご紹介。ちょうど今回の聖研でもマザーテレサの話題がでたんだよね・・・



「あなたの中の最も良いものを」

人はでたらめで、いいかげんで、自分勝手です。
そんなことは気にしないで、人を愛しなさい。
あなたが善いことをすると、あいつは自分のためにやっているんだ、と悪口を言われるでしょう。
そんなことは気にしないで、善いことを行いなさい。
目的を達成しようとするとき、それを邪魔する人に出会うでしょう。
そんなことは気にしないで、やり遂げなさい。
善いことをしても、おそらく次の日にはみんな忘れてしまっているでしょう。
そんなことは気にしないで、善いことを続けなさい。
あなたの正直さと誠実さが、あなた自身を傷つけるでしょう。
そんなことは気にしないで、正直で、誠実であり続けなさい。
あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう。
そんなことは気にしないで、作り続けなさい。
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
そんなことは気にしないで、助け続けなさい。

あなたの中の最も良いものを、この世界に与えなさい。たとえそれが十分ではなくても、そんなことは気にしないで元も良いものをこの世界に与え続けなさい。

最後になって振り返ったとき、あなたにもわかります。
結局、そういうことはぜんぶ、あなたとそういった人たちとの間での出来事ではなく、
内なる神様とあなたとの間での出来事だったのです。





「そんなことは気にしないで」

って、凄い言葉だと思います。

訳語の問題かもしれませんが、谷川俊太郎の詩「魂の一番おいしいところ」をちょっと思い浮かべた。内容的には異なりますが・・・でもちょっと。