うちは家族全員ガラケーですが、長女ちゃんはスマホ欲しい、と言っていた。ラインなるものをしたい、とのこと。ガラケーでもできるそうですがそんなことは教えないし(だいたい私も教えるほどわかってないし・・・)、スマホを与えるつもりもありません。必要ないので。
高3の長男くんを含め(ちょっとかわいそうだけど、しかしやつはi―pod touchを持ってるからな・・・)みち家の子どもたちの携帯は縛りをつけて危なそうなサイトに接続できないように設定しています。
スマホでもいろんな対策をとれるらしいのですが、でもメールと電話さえできれば他にどんな機能が必要なのかな、と思うのです・・・特に中学生にはね。
便利アプリもいろいろあるそうですが、絶対にこれがないと困るものはないし。家庭の考えによるのでしょうけれど。
スマホのせいでいじめがあるわけではないのですが、わざわざ危険地帯に近寄らせなくてもいいかな~
ネットいじめ 消してもまた…「無間地獄」で疑心暗鬼、不眠・鬱に(産経新聞) - goo ニュース産経新聞2013年8月27日(火)12:45
ネットいじめ 消してもまた…「無間地獄」で疑心暗鬼、不眠・鬱に
(産経新聞)
ネットいじめの深刻さは被害者に与える精神的ダメージにあるといわれる。
関東地方の高校に通っていた無職男性(19)は3年生だった昨年、夏休みを利用した住み込みのアルバイトから帰宅し、1カ月以上放置していたスマートフォン(高機能携帯電話)を見て戦慄した。「お前はこじき」「○○高のカス」…。無料通信アプリの「LINE(ライン)」に、クラスの数人から数十件もの悪口が書き込まれていた。
大学受験を控えながらアルバイトに精を出す姿勢を批判されたのがきっかけだった。クラスでも一部から無視された。1カ月後、友人から「お前の悪口、ネットの掲示板に書かれているぞ」と教えられ、確認すると複数のサイトの掲示板に書き込まれ拡散していた。
見知らぬ男の声で電話もかかってきた。同性愛者が集う掲示板に、男性の写真が携帯番号とともに転載されていたのだ。男性は怖くなって電話番号を変えた。
友人や親からは「見なければいい」と言われたが、気になって深夜までサイト運営者に削除依頼を申請する日々が続いた。だが、消してもまた書かれるの繰り返し。この「無間(むげん)地獄」(男性)の中で人間不信にも陥った。「LINEと違って掲示板は誰が書いているか分からないから精神的にきつくて、心配してくれる親友さえも疑うようになっていった」。男性は学校を休みがちになり、受験を断念。今も人の目を見て話すことができない。
◆他人アドレスで送信
平成23年度の情報通信白書によると、全国1万人の生徒を対象に実施した調査では、ネットいじめ被害で最も多いのは中学生では「からかい」(1・9%)、高校生も「からかい」と「画像の無断掲載」(いずれも3・6%)。生徒らが立ち上げた「学校裏サイト」や「2ちゃんねる」などの掲示板が舞台だ。
小中学校では、メールを使ったいじめ被害が目立つ。典型的な手口が他人のメールアドレスを悪用して悪口などを送りつける「なりすましメール」だ。
関東地方のある中学校では昨年、生徒たちが夏休み前にクラス全員でアドレスを交換。その後、ある生徒に「きもい」「学校に来るな」といったメールが全員から一斉に届いた。生徒は休み明けに不登校になった。警察に相談した結果、送信者は1人だけだった。
なりすましメールは自分のアドレスを教えたくない場合やアドレスを持っていなくても指定したアドレスにメッセージを送信できるサービスを悪用したもの。全国webカウンセリング協議会の安川雅史理事長(47)は「誰でも簡単にできてしまうが、逮捕されるケースも少なくない」と警鐘を鳴らす。被害を受けた場合、迷惑メール受信拒否設定で対処可能だ。
◆顔見知りでなくても
いじめは通常、知人の間で起こるものだが、ネットいじめの中には、安易な書き込みをきっかけに不特定多数から一斉に攻撃されるケースもある。関東地方に住むある女子高生は、アルバイト先のカラオケボックスで、監視カメラに写ったみだらな行為をしていた男女の画像をツイッターで公開。これに対し、ネット上では、すぐに店名と女子高生の通う学校名が特定され、女子高生の顔写真も多数さらされてしまった。
さらに「プライバシーの侵害だ」と、女子高生の行為に批判が集中し、女子高生を誹謗(ひぼう)中傷する書き込みが殺到した。
安川氏は「デマを含めネットでの誹謗中傷は、いろいろな人に見られるという点で、想像以上に被害者を精神的に追い詰める。不眠から鬱になり、生きる気力を失ってしまうケースもある」と指摘する。
韓国では2007年以降、ネット上で誹謗中傷されていた女優や歌手の自殺が相次ぎ、米国でも同年ごろから、ネットいじめを受けていた中高生の自殺が社会問題化。国立国会図書館海外立法情報課の井樋(いび)三枝子さん(40)は「全米の3分の2の州では、ネットいじめをいじめ対策法などの対象として厳しく規制している」と話す。
日本では6月に成立したいじめ防止対策推進法で、ネットいじめについて、国や自治体による対策強化が盛り込まれたばかりだ。