My ordinary days

ようこそいらっしゃいました!
ふと思い立ち第2のキャリアを始めてしまった、流されがちなひとの日々を綴るブログです

蝉。

2011-07-31 08:51:20 | 日記
今年、セミが鳴かない・・・・ってお話らしいですが・・・。
放射能のせいでもないだろうし、地殻変動を感じとってるわけでもないと思いますが~

みち家近くではもう鳴いてるようです。数は多くないけど。ジ―ジ―いうからアブラゼミ?セミ以外の虫の音も聞こえます。なんだろうな、二、三種類いそうだけど。りりりりいってるからコオロギはいそう・・・あー、ハトがぼーぼーいってるのも聞こえます^^

ヒグラシは暗さと温度の関係で朝と夕方だけカナカナカナ・・・と鳴く。


ひぐらしは時と鳴けども恋しくにたわやめ我は定まらず泣く
(万葉集巻十・1982 作者未詳)


かわいい文房具・・・

2011-07-30 08:54:10 | 日記
あったよ、ありましたよ・・・かわいい三角定規。
長女ちゃんの三角定規の端っこが、「なぜ?」欠けてしまっていたので新しいものを探していたのですが
「かわいいのがいい」という娘の言葉の意味がよくわからず・・・「かわいい??かわいい三角定規って、いったいなに??」

そしたら・・・・


あー こんなケースに入っていたんだ。。じゃあママが探しても見つからないよね、普通の三角定規をイメージして探していたから・・・

直角三角形と二等辺三角形、分度器と定規、の4点セットでかわいいケースに入って数種類売っていました。長女ちゃんはかわいいいもむしくんキャラ?を選択。

ついでに連絡帳もなくなりそうだったのでこちらもかわいい連絡帳を新たにゲット。

いやーすごいね、女の子向け文房具市場。唖然としてしまいます。

袋猫

2011-07-29 08:44:33 | 日記
紙袋に使い終わったノートや前期分のテキストなどの塾グッズを入れていたのだけど、気付いたら猫のベッドと化していました。

   


狭いところが好きとは知っていたけれど・・・・眠れるのか??


みずがめ座デルタみなみ流星群

2011-07-28 08:40:20 | 日記
夏は流れ星の季節♪

まずはみずがめ座の流星ですね~ 夜遅くに東の空に昇りだす「みずがめ座」を中心に流れ星があらわれます。15日くらいから見え始めているのだけど、一番多く現れるのが今夜28日。はたして夜の天気はどうなのか??どうみても雨か~

みずがめ座デルタみなみ流星群の中心のすぐ近くには「みずがめ座イオタみなみ流星群」の流れ星の中心もあり、こちらも7月終わり~8月いっぱいにかけて流れ星が見られ、30日には「やぎ座アルファ流星群」という「やぎ座」を中心とした流れ星も。
東から空を見あげて夏の大三角のデネブを左にアルタイルを右にみつけたら、その下南東の辺りから昇ってくるのがみずがめ座。


八月一日が朔、朔に向かっているので7月末は月明かりも少なくて星見によいです。雨さえ降らなければ・・・・・


スタインベック「赤い小馬」

2011-07-27 12:04:04 | 読書
長男くんが中学に入学する折に、学校側から春休み中の課題図書として指定されたのがこれ と芥川龍之介の「トロッコ」でした。

「トロッコ」は家にあったので、「赤い小馬」だけ購入。スタインベック・・・ノーベル賞作家ですが、まったくの未読だ。
「怒りの葡萄」「エデンの東」などが有名どころですが、映画も観ていないしなー。この「赤い小馬」も、作品の存在自体を知らなかった。

このお話は映画化もされていて、その映画音楽を組曲にしたものもちゃんとある(こちらに詳細な解説&楽しい+αが)そうです。
スタインベック本人が映画の脚本を書いているという熱の入れようなんですが、映画やドラマの内容紹介を読んでみてちょっと違和感が・・・あれ?そういう話ではあるが、そういうテーマの話だっけ??という・・。

なので、当時ちゃーっと一読しましたが、まじめに再読してみた。
で、若干小説と変わっているところはもちろんありました。映像化されたほうは主人公の少年と父親との関係について焦点があたっているようですが(「エデンの東」がそんな話でしたね カインとアベルのお話が下敷きにされていて、・・というところだけしか知らないけど)、原作ではむしろ、自然の中での生と死、命についてが大きく語られているように思えました。

1937年に発表されたこの作品ですが、主人公は10歳の少年ジョーディ。カリフォルニア州サリナス・・・サンフランシスコ近くの山中の谷間にある街でスタインベックの故郷です・・・で牧場を営む父と母、そして牧場労働者の4人で暮らしている少年です。山に囲まれた牧場から東へいけばサリナスの街へ、西の山を越えれば(道なき道をいかねばならないので超えるモノ好きはいない、らしい)いつかは海へでるようです。

一、贈り物
二、大連峰
三、約束
四、開拓者

の四章構成。原著初版の単行本では三のお話までで四のみ他の短編集に入っていた作品ですが、主要人物もすべて同じだったため訳者が同一の話として1冊にまとめています。

表題作である 一、赤い小馬 の小馬とは父親から贈られたポニーのことで、ジョーディが初めて手に入れた自分の馬でした。大切に世話をしてきましたが雨が続きやっと晴れ間の覗いた朝、ジョーティは牧場に小馬を放して学校に行きます。ところが天気が崩れ大嵐となり、小馬は雨に打たれ続けたせいで病気になり死んでしまうのです。・・・

(表題にある小馬が最初に死んじゃうなんてぇー、てっきりこの小馬と少年の友情物語だと思ったのにぃーーー!)

大切な小馬の死を知るジョーディ。その遺骸に群がるハゲワシの一羽を捕まえて石を打ちつけ殺し、返り血をあびながら怒りと悲しみで呆然とする少年。
そのジョーディの心に寄り添ってくれたのは、弱いものを嫌う父ではなく牧場労働者のビリーでした。少年が初めて死を間近で感じた瞬間です。もちろん今までにも牧場にいる動物の死を何度も見ているでしょうが、今失くしたのはほかならぬ彼の小馬だったのです。

二、大連峰 では生まれた場所で暮らしたいので牧場においてほしい、という年老いたパイサーノ(カリフォルニアの一部にいた流浪のネイティブインディアンなどをさす言葉、だそうです)の出会いと別れが 三、約束 ではジョーディとの約束を果たすため、過酷な選択を迫られたビリーの決断が描かれており 
どのお話でも生と死の狭間で思い悩む大人そしてそれを見つめるジョーディと彼自身の心の動きが丁寧に描かれています。そうした経験はすべて彼の成長の糧となることが読み手の私たちにもよくわかる。少年の内面がゆっくりゆっくりと世界に開かれていくようです。

アメリカの山の中のお話ですが、国や世代に関係なく共通事項としての子ども時代が描かれているように感じました・・舞台を日本のどこかの山の中に置き換えてもいいような雰囲気です。父親や母親の造形はまあ一昔前のものを感じますが、成長途上の子どもの震えるような、どっちにでも転んでいきそうな心の動きは読者を選ばずに共感を得られるのではないかな。子どもの理解者としての(親以外の)大人の役割などもよくわかる。

四、開拓者 は母方の祖父のお話。親と子、祖父と孫の関係は別物ですねぇ。西へ西へと開拓をしてきたことを誇りとするお祖父さんと、過去の話を何回も聞かされ辟易としている父親。ジョーディは何回聴いてもおもしろいと思っているのだけど・・・大人として 痛い! ところまで話はいってしまいますが、祖父はほんとうに話したかったことは何かに気付き、そしてジョーディの子どもらしい優しさに心を和ませるのでした・・・。



子どもが主人公の小説かつ家族向け映画、という作品ですが、大人が読んでも十分楽しめる小説かと思います。
それぞれのお話にきちんとクライマックスがあり、カタルシスがある。

課題図書ってまあ当たり外れがありますが、自分が普段手に取らない本を読むいい機会ではあります。