ある昼の情景

週末の昼
スパゲッティーミートソースを食べていた。

梅雨だというのに外は強い陽射し
蒸し蒸しした暑さ
おまけにコーレーグス（とんがらし漬け液）たっぷりきかせて。

当然ながれる汗。
次女が発したことば
「こんな時は扇風機がほしいね」

いつもは重い腰なのに、即行動にうつれた。
涼風を受けながらのランチタイムを思い浮かべて。
たしか扇風機は押入れの中...

口のまわりにミートソースつけたまま
つっこんであるがらくたを引っぱり出す。
たちまち部屋は（よけい）散らかる。

奥に見えてきたなつかしい丸い形。
えいっ、と出してみた。

なんとでてきたのは
扇風機型のハロゲンヒーターだった。