自然と人との境界線をリアルに見たと感じる瞬間
父親からの遺伝子なのか良く分からないけど、なんで山に行ってしまうのかな~と思う・・・
今回は雪山へ!松本に来るまでは、縁もゆかりも存在すらも知らなかった『アイゼン』を購入して
◆そう言いながらも準備を楽しみながら・・・
◆いざ出発(北八ヶ岳のロープェイで途中まで上がり)
いきなりの吹雪で、みんなが装備をさらに重厚にする。なんだかドキドキしながらこんな吹雪の中で行くのかなと思ったり、準備も心も大忙し!
◆ますは出発地点の集合写真(アイゼンも装備完了)
◆何度も転んだ 足がとられる 風に飛ばされる 寒くて身体の自由がきかない
◆1つ目の頂上 縞枯山 頂上の標識が右の足元にある現実・・・
◆風速20mの世界
手が寒さでしびれて痛い・・・足先も同じ 感覚がない。 髪の毛・まつげ・眉毛が凍る(パックと思いながら)手袋が3重でも指先が痛く寒い。手袋の厚みもあり手先が動かないから細かい動きがすばやく出来ない(老後の訓練と思いながらももどかしい)おにぎりが凍っていて食べるたびに歯がしみる(歯医者にいかないとこんな時に思ったり)
自然と人の境界線が存在することを五感で感じる瞬間・・・人生の景色がガラッと変わる瞬間でもあったりもする。ただただ 生きているだけで丸儲け という言葉がマイナス10度風速20mの体感気温マイナス30度の時に頭をよぎったり・・・無心に近い心身の状態がもたらすものは大きいな~と とかく邪気だらけだったと反省しながらも ただただ寒さと疲労感がMAX
◆吹雪のために運休になったロープウェイの最後にギリギリ乗り込んで 極上の生還と安堵感
◆ペットボトルも凍結
これぞ自然の力と思い知らされながらも、私の雪山デビューは山から大いなる歓迎の洗礼を頂いたようでした。またこの境界線を探しに行こうと思うし、息が止まるくらいの景色を見に行こうと・・・本当に息が止まらないようにしないとと思いながら・・・
私の後半の人生のチャレンジや夢のスタートラインでもある2013年と感じながら・・・境界線を越えながらも作らないでいきたいもの