非才無才の雄叫び

つぶやくこと、叫ぶこと、すべてボケ防止だ!

東日本大震災 「蒼穹の昴」と官僚組織!

2011-04-07 17:46:02 | 日記
東日本大震災に被災された皆様に心より

お見舞い申し上げます。

亡くなられた方とご遺族に心からお悔やみ申し上げます。

そして、一刻も早く行方の分からない方々が発見されることを

お祈りします。


今日もまた夫の代筆です。

NHKで25話にわたって放映された浅田次郎原作の

「蒼穹の昴」。小説は読んだことはないらしいけど

テレビドラマは時々見てたんだって・・・。

このドラマは清朝最後の女帝「西太后」の人間像を描きながら

実を言うと清朝の官僚組織が国を滅ぼしていく様を描いた

のではないか・・・だって。

西太后は中国3大悪女の一人で横暴の限りをつくして清朝を

滅亡に追いやった張本人として、その名を轟かしている。

しかし、田中裕子さん演じるこのドラマの西太后は、実に人間的で、

とても非情で冷酷な権力者には見えない。

むしろ、背景として描かれている清朝の保身的でエゴイスティック

な官僚組織こそ、西太后の人間像を歪めて伝え、清朝を滅ぼした

元凶に他ならないことが、この作品のモチーフになっているのでは

ないか・・・と。



保守的で硬直した官僚システムは、現在の日本の官僚システム

そのもので、そうであるならば今の日本は極めて厳しい

瀬戸際に立っているのじゃないか・・・と。


先日のyahooニュースに前福島県知事の佐藤栄佐久氏の取材

記事があった。題して「国民を欺いた国の責任をただせ」

諸悪の根源は経済産業省と国(当時は自民党政権)だと・・・。

佐藤さんが福島県知事時代、「再三にわたって情報を改ざん・隠蔽する東電

と、本来はそれを監視・指導しなければならない立場にありながら

一体となっていた通産省(現経済産業省)
に対し、『事故情報を含む

透明性の確保』と『原発立地県の権限確保』を求めて闘って来ました。

しかし、報道を見る限り、その体質は今も全く変わっていない

ように思います。」


明治維新以来の「富国強兵」策。

産業を育て守る殖産興業政策で、日本は列強の仲間入りを果たし

第二次大戦後は奇跡的な復興をとげ、世界第2位の経済大国になった。

しかし、その影で、水俣病やサリドマイド薬害、薬害エイズ事件等々

国民の命を蔑ろにした政治を行ってきた。

数年前、夫が厚生省に、新聞広告で購入したあるサプリメントの件で

電話をしたことがあります。

そのサプリメントには発売元の会社名のみしか記載していないので

製造元か原産国名も記載しなければならないのではないかと問い合わせた

ところ、

「そんなことをいうと企業活動を阻害する」と冷淡だったと夫は

憤慨していました。この対応こそが「殖産興業」の思想の表れで

国を豊かにするということは産業を守り育てることという明治以来の

官僚の哲学が末端の官僚の骨の髄まで染みこんで生きている。

だからこそ福島原発事故も起こるべくして起こったといわざるを

得ないと・・・言っています。

官僚や、それに連なる者たちは国民の命よりも大企業の方が

大事なんだろう
・・だって


ここを直すには大統領制しかないだろうな・・・

といっていますが・・・・。


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