<令和元年度B日程 准看護師試験 第21問~第30問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2024年08月21日 | 准看合格法
【問題 21】 循環器疾患について、正しいのはどれか。 


1 ファロー四徴症は、肺動脈狭窄 、心室中隔欠損 、大動脈騎乗 、右心室肥大  からなる。 

2 心筋梗塞では、右冠状動脈が閉塞すると、右心房壁に梗塞が生じる。 

3 拡張型心筋症では、心筋は肥大する。 

4 狭心症では、心筋の壊死が認められる。 




















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・正解 1


 
1 ファロー四徴症は、肺動脈狭窄 、心室中隔欠損 、大動脈騎乗 、右心室肥大  からなる。 

2 心筋梗塞では、冠動脈の血管が詰まることにより、心臓の筋肉に酸素や栄養が届かなくなり心臓の筋肉が壊死する。 

3 拡張型心筋症では、心筋は薄くなる。 

心筋梗塞では、心筋の壊死が認められる。 




















【問題 22】 ウイルスと疾患の組み合わせで、誤っているのはどれか。 


1 コクサッキーウイルスー 伝染性紅斑

2 ヒトパピローマウイルスー 子宮頸がん 

3 ヒトパラインフルエンザウイルスー 細気管支炎 

4 ポリオウイルスー 急性灰白髄炎
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)






















・正解 1


1 コクサッキーウイルスー手足口病

2 ヒトパピローマウイルスー 子宮頸がん 

3 ヒトパラインフルエンザウイルスー 細気管支炎 

4 ポリオウイルスー 急性灰白髄炎



















【問題 23】 リケッチアによる感染症として、正しいのはどれか。 


1 トラコーマ 

2 日本紅斑熱 

3 オウム病 

4 野兎病














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・正解 2


1 トラコーマ =細菌が目に起こす感染症

2 日本紅斑熱 =ダニ媒介性疾患の一つ

3 オウム病 =オウムなどの鳥からヒトに感染 肺炎などの気道感染症

4 野兎病=野うさぎなどの調理などにより感染 発熱、悪寒など


















【問題 24】 ワクチンについて、正しいのはどれか。 


1 MRワクチン(MR混合ワクチン)は、麻疹と風疹の混合ワクチンである。 

2 水痘ワクチンは、不活化ワクチンである。 

3 日本脳炎ワクチンは、トキソイドである。 

4 DPT-IPVワクチン(DPT-IPV混合ワクチン)は、生ワクチンである。
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 1


1 MRワクチン(MR混合ワクチン)は、麻疹と風疹の混合ワクチンである。 

2 水痘ワクチンは、生ワクチンである。 

破傷風ワクチンは、トキソイドである。 

4 DPT-IPVワクチン(DPT-IPV混合ワクチン)は、混合ワクチンである。


※ワクチンは成分の違いから大きく、生ワクチン・不活化ワクチン・トキソイドに分けられる

 生ワクチン=毒性などを低下させた生きている細菌・ウイルスなどをそのままワクチンとして用いる

 不活化ワクチン=細菌やウイルスを殺して毒性を無くしワクチンとして用いる

 トキソイド=病原体から毒素だけを抽出し、そのい毒素を無害化したものをワクチンとして用いる






















【問題 25】 個人情報保護について、正しいのはどれか。 


1 個人情報とは、個人を識別できるかできないかに関わらず全ての情報である。 

2 医療情報の開示は、個人情報保護法に規定されている。 

3 個人情報は、取り扱い方法を厳守すれば目的以外でも利用してよい。 

4 看護職を退職後は、個人情報に対する守秘義務はなくなる。














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・正解 2


1 個人情報とは、個人を識別できる全ての情報である。 

2 医療情報の開示は、個人情報保護法に規定されている。 

3 個人情報は、目的以外で利用してはいけない。 

4 看護職を退職後、個人情報に対する守秘義務はある



















【問題 26】 臓器移植について、正しいのはどれか。 


1 脳死状態とは、脳の機能が可逆的に停止している状況である。 

2 脳死判定は、知識と経験がある1人の医師の判断で行われる。 

3 法的には、本人の意思が不明の場合、臓器提供は不可能である。 

4 臓器移植法改正後、脳死状態のドナーは増加している。














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・正解 4


1 脳死状態とは、脳の機能が不可逆的に停止している状況である。 

2 脳死判定は、知識と経験がある臓器移植に無関係な2人以上の医師の判断で行われる。 

3 法的には、本人の意思が不明の場合、家族の承諾で臓器提供は可能である。 

4 臓器移植法改正後、脳死状態のドナーは増加している。


※可逆的=元に戻ることができる

 不可逆的=元に戻ることができない

 ドナー=臓器を提供する人
 
 レシピエント=臓器の提供を受ける人




















【問題 27】 セリエのストレス理論について、誤っているのはどれか。 


1 生体に有害刺激が与えられた時に生じる身体的反応を、汎適応症候群という。 

2 警告反応期のショック相では、血糖値の上昇がみられる。 

3 抵抗期は、ストレッサーに対する抵抗力が増す時期である。 

4 疲憊期は、ストレッサーに生体が耐えられなくなり身体的な症状が生じる。 













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・正解 2


1 生体に有害刺激が与えられた時に生じる身体的反応を、汎適応症候群という。 

2 警告反応期のショック相では、血糖値の低下がみられる。 

3 抵抗期は、ストレッサーに対する抵抗力が増す時期である。 

4 疲憊期は、ストレッサーに生体が耐えられなくなり身体的な症状が生じる。 


※ストレッサー=ストレスの原因
















【問題 28】 フィンクの危機モデルの4つのプロセスについて、誤っているのはどれか。 


1 衝撃 

2 防衛的退行 

3 悲嘆 

4 適応















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・正解 3


1 衝撃 =強烈な不安、パニックなど

2 防衛的退行 =無関心、現実逃避など

承認=抑うつ、深い悲しみなど

4 適応=不安減少、新たな価値観など


※フィンクの危機モデル=障害受容に至るプロセスを示したもの



















【問題 29】 回復期の心理的特徴について、適切なのはどれか。 


1 回復に伴って不安を生じることがある。 

2 依存・退行は生じない。 

3 特徴の1つにアレキシサイミア(失感情症)がある。 

4 社会的な引きこもり傾向に陥ることがある。 












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・正解 1


※アレキシサイミア=感情を抑え込んだため、感情が感じられなくなった状態



















【問題 30】 2016 年の全国の死因順位について、第3位はどれか。 


1 脳血管疾患 

2 肺炎

3 心疾患 

4 悪性新生物













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・正解 2


1 脳血管疾患=4位

2 肺炎=3位

3 心疾患=2位

4 悪性新生物=1位



















<おことわりとお願い>

正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!


 「あなた様のご健康・学業成就・ご活躍を祈念しています!」





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