問題 131 生後 2 日目の新生児について、正常を逸脱しているものを一つ選べ。
1 体重が、出生時より 5%減少する。
2 体温は、38.0℃である。
3 便は、暗緑色便である。
4 肉眼的黄疸が出現する。
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・正解 2
1 体重が、出生時より 5%減少する。
2 体温は、36.5~37.5℃程度である。
3 便は、暗緑色便である。
4 肉眼的黄疸が出現する。
※肉眼的黄疸=肉眼的に認められる黄疸
黄疸=全身の皮膚が黄色くなること(ビリルビンの過剰)
問題 132 妊娠による母体の生理的変化について、誤っているものを一つ選べ。
1 基礎代謝は亢進する。
2 妊娠初期に、月経のような少量の出血がある。
3 妊娠初期には、つわりが出現する。
4 下肢の静脈瘤が生じやすい。
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・正解 2
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・正解 2
1 基礎代謝は亢進する。
2 妊娠中期に、月経のような少量の出血がある。
3 妊娠初期には、つわりが出現する。
4 下肢の静脈瘤が生じやすい。
※基礎代謝=呼吸や体温維持などに使われるエネルギー
亢進=過剰になること 高い度合いまで進むこと
下肢静脈瘤=足の血管がふくれてこぶのようになること
問題 133 乳幼児のカウプ指数の標準値について、正しいものを一つ選べ。
1 12 以下
2 13~15 未満
3 15~19 未満
4 22 以上
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・正解 3
※カウプ指数=乳幼児の肥満度を評価する指数
問題 134 胎盤を介して胎児に移行する免疫グロブリンについて、正しいものを一つ選べ。
1 IgA
2 IgG
3 IgM
4 IgE
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・正解 2
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 2
※IgG=免疫グロブリンの一つ 血液中にもっとも多く含まれている 細菌やウイルスと結合して無毒化し、体を守る働きをする
問題 135 小児の嘔吐時の看護について、誤っているものを一つ選べ。
1 保護者から発症前の食事内容を聞き取る。
2 溢乳状か噴水状か、吐き方の観察を行う。
3 誤嚥予防のために、頭を低くして寝かせる。
4 皮膚の乾燥状態を観察する
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 3
1 保護者から発症前の食事内容を聞き取る。
2 溢乳状か噴水状か、吐き方の観察を行う。
3 誤嚥予防のために、座位や側臥位または頭を横に向けて寝かせる。
4 皮膚の乾燥状態を観察する
※溢乳=授乳後に口からだらだら吐き出す
問題 136 川崎病について、誤っているものを一つ選べ。
1 男児より女児に多い。
2 原因不明の発熱が 5 日以上続く。
3 口腔粘膜が、発赤する。
4 合併症には、冠動脈病変がある。
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 1
1 女児より男児に多い。
2 原因不明の発熱が 5 日以上続く。
3 口腔粘膜が、発赤する。
4 合併症には、冠動脈病変がある。
※川崎病=主に4歳以下の乳幼児に好発する、全身の血管に炎症が起こる病気 1967年に川崎富作博士が発表
問題 137 自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害)の特徴的な症状について、 誤っているものを一つ選べ。
1 他人の気持ちがわかりにくい。
2 いつもと異なる場面になるとパニックになる。
3 会話が一方的である。
4 注意力が散漫である。
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 4
1 他人の気持ちがわかりにくい。
2 いつもと異なる場面になるとパニックになる。
3 会話が一方的である。
4 一つのことに集中しやすい。
※自閉スペクトラム症=発達障害のひとつ コミュニケーション障害・対人関係、社会性における障害・こだわり行動、興味の極限
スペクトラム=境界線・範囲が明確でない状態が連続している
問題 138 個室隔離状態にある学童期の白血病患児の看護について、誤っているものを 一つ選べ。
1 患児が個室から出るときは、マスクをつけるよう説明する。
2 治療については、本人にも説明し、理解と協力を得る。
3 食事は、生ものを禁じる。
4 学習に対する支援はしない。
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 4
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 4
1 患児が個室から出るときは、マスクをつけるよう説明する。
2 治療については、本人にも説明し、理解と協力を得る。
3 食事は、生ものを禁じる。
4 学習に対する支援はする。
※白血病=血液のがん 白血球系細胞が無限に増加
問題 139 E.H.エリクソンによる幼児期の発達課題について、正しいものを一つ選 べ。
1 信頼 対 不信
2 自律性 対 恥と疑惑
3 勤勉 対 劣等感の克服
4 生殖性(生産性) 対 自己停滞
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 2
1 信頼 対 不信 =乳児期
2 自律性 対 恥と疑惑 =幼児期前期
3 勤勉 対 劣等感の克服 =学童期
4 生殖性(生産性) 対 自己停滞=壮年期
※エリクソン=ドイツ生まれの心理学者 人間の成長過程を8つの段階に分けてそれぞれの段階における課題を示した
問題 140 困難な状況を回避し、不安や恐怖から逃れようとする防衛機制について、 正しいものを一つ選べ。
1 逃避
2 投射(投影)
3 昇華
4 合理化
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 1
1 逃避 =現実から目をそらすことで精神の安定を得ようとする
2 投射(投影) =自分の不快な感情・悪い部分などを相手が持っていると思い込む
3 昇華 =反社会的な欲求などを社会的に容認される高次な目標に変えること
4 合理化=受け入れ難い出来事などをもっともらしい理由をつけて正当化し自分を納得させること
<おことわりとお願い>
正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。
疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。
※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!
「あなた様のご健康・学業成就・ご活躍を祈念しています!」