坂井市 前田よしひこ

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地域用水シンポジウム

2009-12-15 04:13:26 | まちづくり
12月6日(日)午後1時30分より、ハートピア春江大ホールにて地域用水シンポジウムが行われ、参加してきました。

サブタイトルは、「水との共生を考える!~地域用水とまちづくり~」

●基調講演の講師は山本徳司氏。
テーマ『水土文化でつなげる「住民参加」の地域環境づくり』

○農村の暮らしは「脳村」の暮らし。
・農業は脳業だ。農村は脳村だ。農村の暮らしや、営みには、「脳」を活発に動かし、またゆっくり休ませるたくさんの地域資源や行為がある。
・農業、農村の活性化は、日本人の脳の活性化。疲弊した社会を救うのは都市ではなく、農村である。

○環境は「暮らしの知」によって創られる。
「自然知」・・・人の環境を読みとる力。
「身体知」・・・自分自身の身体と能力を把握する力。
「伝承知」・・・伝承によって得られる力。
「暮らしの知」を先祖たちが地域の自然と社会に働きかけ、長い年月をかけ徐々に姿を変えていった。それが今ある環境であるし景観でもある。

○「暮らしの知」が失われば。
「自然知」が失われる。 ・・・自然との共生の仕方が理解されず、環境維持が難しくなる。
「身体知」が得られない。・・・地域での個人の役割がなくなり、そこに暮らす必要性がなくなる。
「伝承知」が伝わらない。・・・地域の文化が守れないため、心のよりどころが無くなる。

○「暮らしの知」の共有により、生きる空間が生まれる。環境づくりは住民による「暮らしの知」の共有。

○農業用水は「暮らしの知」の遺産である。だから、「地域の水」は「住民参加」で守る。

○「住民参加」にはワークショップが効果的。思い出地図の作製で認識共有。土地情報を重ねて評価して、見えてくる将来像。地域景観を見ながら評価し問題点の整理。景観シュミレーションによる将来像の検討。集落の将来ビジョンをつくる。景観づくりを実行する。まだ眠っている資源の活用。

○美しい農村の環境や景観を、みんなで守っていきましょう。

●パネルディスカッション
テーマ:「地域用水とまちづくり」
コーディネーターに水上聡子氏が加わり、パネリストによる実践発表が行われた。


○東藤島地区まつづくり推進協議会(福井市)ビオトープ推進委員会委員長 安野健夫氏

ご苦労されてビオトープをつくり、自然が徐々に戻ってきている見たいですね。一度、見に行きたいと思いました。

○城のまちまちづくり協議会(坂井市丸岡町)さくら部会部会長 松江輝雄氏

さくら通りに花壇作りと、田島川の清掃活動についてお話されていました。清掃活動には中学生や高校生もたくさん参加されているみたいでした。
若いときからボランティアや環境美化などに感心を持つことは良いことですね。

○東十郷まちづくり協議会(坂井市坂井町)会長 田中哲治氏

H20年10月25日にまちづくり協議会が設立されてまだ1年あまりですが、十郷用水伝説のシンボルである鹿をキャラクターにして頑張っているみたいですね。
頑張れGOCHAN

今回のパネリストの話を聞いて思ったのは、モチベーションをいかに保ことが大切かということでした。
モチベーションを下げる言葉や行動はNG。

これからも、地域コミュニティーの活性化に頑張ってください。







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