伝統的な町並みが残る小浜西組地区において、
旧料亭蓬嶋楼は、明治期に建てられた料亭で、
当時の面影を現在も色濃く残している建物です。
◆開 館 日◆ 土・日・祝日(12月29日から1月3日を除く)
◆開館時間◆ 午前10時から午後4時
◆入 館 料◆ 無料
北前船、そして鯖街道の繁栄の象徴として旧料亭蓬嶋楼は、
旧料亭酔月とともに日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」、
さらに日本遺産「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国若狭と鯖街道~」の
構成文化財にもなっているそうです。
1階の帳場と仏間
2階座敷12帖半の主室、客間。
テーブルはケヤキ製の一枚板で作られているとのことでした。
向かって左側の壁面は三日月をイメージして造られているそうです。
右側の欄間は障子の位置によりいくつかの紋様を楽しめる造との説明がありました。
紋様から七変化ならぬ菱変化と、観光ボランティアガイドさんは名付けているとのこと。
2階座敷10帖の次の間では芸子が三味線や踊り等を披露。
次の間の壁面は満月が配置されています。
2階座敷12帖半の主室、客間の隣には休憩場所が。
いわゆる、ちょんの間とのこと。
襖の上には群雀図。
お酒を楽しむお客さんがすずめの数を数え合うが、
酔いもあるせいか、それぞれ数が違い、
本当は何羽いるのかわからなかった言われているとの事。
1階座敷、大広間。
床の間の書院欄間も見る角度により見え方が変わる造りとなっているとのことでした。
観光ボランティアガイドさんの説明を受けながら見学すると、
見え方も変わってきますね。