
昨日の疲労にめげず、再び十日町駅にやってきました。
自転車を組み立てていると、地元の人が話しかけてきた。
ロードバイクを見て、「ギヤがたくさんあってどこでも行けそうだね。」
ほとんど平地が無い十日町の人は目の付け所が違うな、と妙に感心。
柱から出ているパイプ群。これもアート?

とりあえず鉢集落に向かいました。
信濃川を渡っていきなり上り坂。
日差しもビリビリ。
すでに稲刈りの時期で、ツールド妻有のジャージのイラストのような
風景に思わず写真を撮られてもらいました。
集落を見下ろす高台では、竹に結んだ幟のようなものが、今日も暑くなりそうな気配の風ではためいています。
これを叩いて目覚ましのするのかな?
みんな違う音がします。
有名らしい鉢の石仏を訪れてみました。
写真は手ぶれでダメになるほど日差しが無かった。
おかげで木陰で(だじゃれ?)とっても涼しい。クーラーいらないわ。
お賽銭でもと思ったが、土足で石床に上がってはいけないとの説明書きに躊躇。
10mほど先の賽銭箱に投げ入れようとも、バチがあたりそうで困った。
仕方ないので石仏のひとつに乗せて、激坂でほてった身体を涼ませてもらったお礼をこめて置いてきた。
次の集落では、アートの隅っこに清水と冷やしたキュウリが。
お言葉に甘えて1本かじって、お礼の一言をノートに記す。
水は美味しくて3杯頂きました。文字通り名水です。

名ケ山集落にやってきました。
まだ20kmも走ってないと思うが、もうかなり来た気分。
集落の下の方にあった家の2階の小部屋から稲刈りの様子。
部屋に流れていた十日町小唄を聴きながら。
十日町には「天神囃子」という歌があるが、若い人はもう歌わないのかな。
乾杯の前に年長者が歌うのだけど。良い文化だと思う。

もうひとつこの地域の中心的会場にて。
カフェでカレーを。

旧十日町を離れて、松代地区へ。
農舞台から坂道をドントン登って、芝峠への右折を勘違いしてそのまま行って下って、
柏崎市の標識を見て間違いに気がつき、再び登って引き返すというオマケ付き。
自転車だといちいち地図を広げられず、思い込み行動に頼ってしまうんだなぁ。

寄ってみたいポイントがこの下の集落にあり。
激坂だよ~。
行きはよいよい下り坂。

無謀にもこの猛暑の中、ミニクーパで来ている若者あり。
バッテリーが上がってしまい、押し掛けするので手伝ってほしいと。
駐車場で3人ほどで思いっきり押して、押しがけに成功。
いまどき珍しい光景でした。これもアート?
途中のアート


最後に立ち寄った犬伏集落。
3世代家族の表札や橙色のコールサインプレートがそのまま残されてあって、思わず写真に納めてしまった。
帰り際、空を見上げたら144MHzの八木がまだ上がっていた。

この集落は和紙がテーマ。

よくわからないが着席するとお地蔵さんとにらめっこすることに。

写真の撮りようが他にあったろうに、と反省の一枚。
帰宅後、ガイドブックによれば火葬場跡地だとか。
2日目はデジカメの充電をし忘れて、スマホのカメラのみです。
これにてアートトリエンナーレ、大地の芸術祭の巻はおしまい。
走行距離:85km
獲得標高:2450m (ちょっとあやしいかな。トンネルでの空気圧の影響があるかも。追記10/03)
2012/Sep./16