先日の「コロナに葛根湯」に続き、
「2022/12/04 コロナに葛根湯 東北大学」
「コロナに のど飴」が効くことを「大正製薬」が確認した。
日刊工業新聞によると
大正製薬はのど飴などに配合されている殺菌成分
「セチルピリジニウム塩化物水和物」(CPC)を
0・0125%の濃度で1分間曝露させると、A型インフル
エンザウイルス(H1N1)が99%以上不活化する(感染性を
失わせる)ことを確認した。
今冬、インフルエンザは新型コロナウイルス感染症との
同時流行が懸念されている。新型コロナウイルスの変異株
にも効果があるCPCがさらに注目されそうだ。
別のA型インフルエンザウイルス(H3N2)はCPCを
0・0125%の濃度で5分間曝露させると92%不活化し、
0・3%の濃度で5分間曝露させると96%不活化した。
北里環境科学センターへの委託試験による試験管内の
実験(イン・ビトロ試験)の結果。
インフルエンザウイルス液とCPC溶液を1対9で混合し、
15秒間、30秒間、1分間、3分間、5分間作用させ、
感染性を持つウイルスがどの程度減少したかを評価した。
CPCは細菌の脂質二重膜で構成されている細胞膜を
破壊することで殺菌作用を示すことが知られる。
インフルエンザウイルスの膜状構造は脂質二重膜であり、
CPCがこれを破壊することで不活化すると考えられる。
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