午前中、怒涛のマウスさばきでお仕事に励みます
ほぼ入力完了ということで、仕上げは帰ってからにしよう~
ってことで、母ちゃんの所に向かいます
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今日の母ちゃん・・・
半目を開けて眠っています
眼球は左向き・・・
意識はありません
それでも、声を掛けながらおぐしのお手入れは欠かしません。
お弁当をのんびり食べては声を掛け、本をめくりながら声を掛け・・・
午後のオムツ交換が終わったら、汚れ物を持って帰ろうと考えていました。
1時半、オムツ交換とパジャマ交換です。
看護士さんの一団が一斉に作業を開始すると、5分も経たないうちに6人分の交換が完了します。
看護士さんの最後の一人が病室を出たあとのことでした。
母ちゃんの隣のベッドのおばあちゃんのアラートが鳴りだしたんです
見ると、脈拍に変化は無いものの、血中酸素飽和度がみるみる下がっていくではありませんか
いつもは97~95のあたりを指していた数値が、79・・・65・・・63・・・
『どうしよう・・・看護士さ~ん』
ナースステーションのアラートも鳴り始め、看護士さんがすっ飛んできました
ベッドはカーテンで仕切られ、何事も無かったような静けさに戻りました。
心電モニターが運び込まれ、5分後には先生もやってきました。
オイラの耳に最後に聞こえた心音は、2時丁度で止まりました
ほんとうに眠るような最後でした・・・
ご家族のかた、間に合いませんでした
その時です
盛大なあくびと共に腕を伸ばした母ちゃん
お目目パチクリとお目覚めです
まるまる2日も眠った母ちゃんは、てんかん前のような感じに戻ったんです
母ちゃんの手は床頭台に伸び、猫のぬいぐるみをご所望です
ジジ君を右手で握りしめ、ゴキゲンさんの顔つき
母ちゃんってば、他人様のエネルギーを吸い取ってるんじゃありませんかぁ~
これって母ちゃんの『特異能力』なのかぁ
でもよかったぁ~
ちゃんと目覚めてくれたよぉぉぉ~
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隣のベッドのおばあちゃんは、母ちゃんと同時期にこの病院に転院してきた方です。
なので、付添いのご家族様ともよくオシャベリをさせてもらいました。
このままオイラが帰っちゃったら、もう2度とお目にかかることも無いでしょう。
ってことで、ご家族様にご挨拶をしてから帰ることにしました。
おばあちゃんの呼吸が止まって45分ほど経った頃、ご家族様が到着されました。
看護士さんがご遺体の清拭をしている間に、ご挨拶をさせて頂きました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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予定より遅く帰宅したオイラは、ガムシャラにお仕事に没頭します
6時、お仕事完了~
メールしておしまい~
さ~て、夕飯の準備しようかな~と思った時、メールの着信
今月初旬に作成した図面の、修正と追加の依頼です。
ざっと目を通して、明日の作業の手順を確認・・・
今日の業務が終了しました
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母ちゃんの意識も回復したことだし、今夜は美味しいお酒が飲めそうです