ニッポンで一番気持ちの良い季節である・・・、そう私は感じる。
土曜日の昨日、天候にも恵まれ、満開となった遊歩道の桜並木は、お花見の人たちで賑わった。
枝の先まで咲きそろった桜。
花で覆いつくされた枝では、ヒヨドリが盛んに飛び回って蜜を吸っている様子だった。
野鳥たちにとっても、素晴らしい季節がやってきた。
満開といっても、一枝に何輪かは「これからだよ~」という状態にある(4月5日撮影)。
これからの花は、急がずにゆっくり開いてくれればよい。
主役の「桜」の下には、「山吹」が咲き始め、「花大根」が今が盛りと咲き、三者共演となる。
白・黄・紫、その織りなす美しさはなんとも言えないが、そう長く楽しめるものではない。
ほんのわずかな期間、三色そろっての美しさを競う。
一方、遊歩道の土手に目をやる。
山吹・花大根に「菜の花」、「ハナニラ」が加わり、こちらも負けずに華やかな彩である。
花が終ると、あっという間に雑草にこの場所は奪われてしまう。
今朝は風が強く、早くも桜の花びらが風に舞うのが見られる。
午後には一時雨の予報が出ていて、無情の雨となるのか。
花たちの一瞬の輝きをしっかりと眼に留めるのは今のうちだ。