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幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

ニッポンの春・百花繚乱

2025-04-06 | 

ニッポンで一番気持ちの良い季節である・・・、そう私は感じる。

土曜日の昨日、天候にも恵まれ、満開となった遊歩道の桜並木は、お花見の人たちで賑わった。

 

枝の先まで咲きそろった桜。

 

花で覆いつくされた枝では、ヒヨドリが盛んに飛び回って蜜を吸っている様子だった。

野鳥たちにとっても、素晴らしい季節がやってきた。

 

満開といっても、一枝に何輪かは「これからだよ~」という状態にある(4月5日撮影)。

これからの花は、急がずにゆっくり開いてくれればよい。

 

主役の「桜」の下には、「山吹」が咲き始め、「花大根」が今が盛りと咲き、三者共演となる。

白・黄・紫、その織りなす美しさはなんとも言えないが、そう長く楽しめるものではない。

ほんのわずかな期間、三色そろっての美しさを競う。

 

一方、遊歩道の土手に目をやる。

山吹・花大根に「菜の花」、「ハナニラ」が加わり、こちらも負けずに華やかな彩である。

花が終ると、あっという間に雑草にこの場所は奪われてしまう。

 

今朝は風が強く、早くも桜の花びらが風に舞うのが見られる。

午後には一時雨の予報が出ていて、無情の雨となるのか。

花たちの一瞬の輝きをしっかりと眼に留めるのは今のうちだ。 


春三月、「リュウキンカ」が咲く

2025-03-01 | 

このところの日に日に暖かくなり、今日は外を歩くと背中に汗がにじむくらいの陽気である。

公園には、毎年楽しみにしている「リュウキンカ」が咲いている。

葉も花びらも肉厚な感じでつやがあり、いかにも丈夫そうに見える花である。

もしかしてこれは「ヒメリュウキンカ」かもしれないが、私には、その違いを見分ける知識はない。

この際、その違いにはこだわらないでおく。

 

冬の間は枯れてしまいこの花の存在を忘れている。

この季節になると、忘れず、散り積もった枯れ葉の中で、鮮やかな黄色の花を見せてくれるのである。

 

 

 


真っ赤な花と真っ赤な実

2024-09-29 | 

「カラスウリ」の実と「彼岸花」、とにかく目立つ。

いずれも遊歩道で見つけたものであるが、花が少なくなる季節に緑の中にこの赤が目立つ。

毎年、忘れているが、突然その存在をあらわにする。

 

つるが木の枝に絡みつき、3~4m高い位置まで伸びて、実が真っ赤に熟している。

混じりけのない「赤」がきれいだ。

 

足もとの草むらには彼岸花。

葉が花の後というのも珍しい。

まさに、歌に歌われている通り「赤い花なら曼殊沙華」、「赤」そのものである。

誰かが植えたとも思えない場所に、毎年その姿を見せてくれるのである。


変化を楽しむ「酔芙蓉」

2024-09-21 | 

この季節、ところどころで「酔芙蓉」の咲いているのを見かける。

近くの公園にも一株あるが、ちょうど見頃となっている。

 

朝、うすいピンクの混じった白い花が咲く。

八重の花は優しい色合いで、一枝折って持って帰りたくなる。

 

徐々に花びらのピンクが濃くなり、夕方には赤に近い色になる。

人が酔って顔が赤くなることに例えて、その花の名に「酔」の字がついたとも聞く。

花は色が変化するだけではなく、その日のうちにしぼんでしまう。

飲み過ぎたのを反省しているのか、しょぼんとなっているように見えるのが面白い。

 

四方に伸びた枝先には蕾がびっしりとついている。

これらの蕾が、毎日のように新たに花を開き、ピンクに染まり、そしてしぼんで散っていく。

また明日、今日とは違った花が開いているはずである。

 


八重のハスはお好き?

2024-07-11 | 

 

公園のハスの池には、一足おくれて八重が咲きだした。

朝、蚊の集中攻撃を浴びながらこれだけを撮ってきた。

八重の方がピンクが濃く、花びらが密集していている。

蓮の品種については何もわからないが、私は、フツーのハス(写真の下2枚)のすっきりした方が好きである。

ハスの花は、その一輪ごとの盛りはわずかな期間でしかない。

花はもちろんであるが、蕾⇒開き始め⇒開花⇒ちり際⇒種子、これらの花の変化を通して観るのが面白い。