幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

今年の〆は「年越しうどん」で

2024-12-31 | グルメ

暮れには「年越しそば」、

新年には「年明けうどん」。

一足早く、昨日「年越しそば」を食べに出かけた。

ところが、当てにしていた蕎麦屋さんが、通常営業はせず「持ち帰りの生めんの販売のみ」となっていた。

急きょ「年越しそば」から「年越しうどん」に方針転換し、「むぎきり」さん(西武鉄道・一橋学園)へと足を延ばす。

 

例によって、冷たいうどんを熱い肉汁で食べる「つけめん」を注文する。

うどんは薄めに打たれており、断面は真四角ではなく幅広の平べったい形である。

つけ汁は豚に、ニンジンの細切りとシメジが煮込まれていて、みつ葉が散らしてある。

そしてたっぷりとゴマがかかっているのが特徴といえよう。

 

つるっとした見た感じの通り、のど越しの良いうどんが熱い肉汁によく合う。

おいしさに箸も忙しく、あっという間に完食となる。

今年の最後に当たり、武蔵野うどんにあやかり、やってくる新たな年からは平穏な日々が「ふと~く、なが~く」続くことを祈ろう。

 

このブログを読んでくださった「うどん好き」の方々にも、2025年が良い年でありますようお祈り申し上げます。


カルガモがやってきた

2024-12-29 | 野鳥

8月に公園の池からいなくなったカルガモが、久しぶりに姿を見せた。

ただし、今年春から夏にかけて、ここで卵を産んだのと同じペアなのかどうかは判らない。

今年は3回卵を産んだのだが、いずれも放棄する結果となってしまった。

そのとき「巣」となったカキツバタの鉢は今は枯草だが、この葉が青々と茂るころ、またここで雛が誕生することを願っている。

 

公園の池に自然の「生き物」は貴重である。

冬枯れの池のそばを、いつもは肩をすぼめて通り過ぎる人たちも、カルガモを見つけて足を止める。


アオサギのエサどり

2024-12-17 | 野鳥

めったに見ないアオサギが来て、公園の池で魚を獲っていた。

寒くなって池に泳ぐ魚の影も見えなくなったが、野鳥にはちゃんとみえるらしい。

 

池に入り、周囲に注意を払う。

危険がないか見渡し、安全を確認しているようだ。

 

抜き足差し足、静かに移動し、首を伸ばしてじっと水中に目を凝らす。

見ているこちらがじれてくるほど、辛抱強くチャンスを待っている。

 

いきなり頭から水に突っ込む。

 

捕まえた!

鯉の子供だろうか、20cmぐらいの魚をくわえている。

 

ごっくん。

飲み込んだ魚が通り過ぎて行く喉元が太くなる。

獲物を狙っているときの鋭い目と異なり、その目は満足げなやさしい目に変わった。

 

一方が命を繋ぐために一方が命を失う。

今日もまた、野生の世界の一端を見た。


「ビストリア」さんで晩ご飯

2024-12-08 | グルメ

「ビストリア 小平店」、このお店のオープンのとき、母体はレストランなどに「食材」を卸す会社だと聞いた。

食材の専門会社という情報がプラス要因となり、実際に料理やワインがおいしいので時々利用する。

 

その日何にするか?、迷うこちらにフレンドリーなスタッフがあれこれヒントをくれる。

まずはお薦めもあり、「ワインを飲みながら・・・」ということで「前菜の盛り合わせ」。

野菜、肉、魚介をバランス良く生かした前菜は8種類も載っており、赤ワイン、白ワインどちらでも合うような盛りつけになっている。

別盛りのピクルスは、料理と料理の間でつまむ。

舌に残る前の料理の味をクリアする役割も果たしてくれて食が進む。

 

しばらく飲んでいる間に、ビザ(ビスマルク)が焼けてくる。

半熟の卵をかき混ぜてハムなどに絡ませ、トマトソースともまぜる。

ときどき現れる、とけたチーズの固まりの食感もいいし、何より生地に小麦の旨味を感じる。

ただ、半熟卵が垂れるのでちょっと食べにくい。

 

続いてパスタ(ボロネーゼ)が出来上がる。

おいしく煮込まれたひき肉を、たっぷりと固ゆでのパスタと混ぜ合わせて食べる。

このパスタには、スパゲッティに加えてペンネが入っているのも特徴である。

 

お料理はそれぞれが、なかなかのボリュームなのである。

前菜でワインをやって、ピザをつまんでいるとそこそこお腹が膨らんでくる。

最後に出てきたパスタを前に頑張るが、完食とはならなかった。

残したものは、スタッフが嫌な顔一つしないで、持ち帰り用にパックしてくれた。

おいしい料理も若い時と異なり、食べる量が減ってきたのがちょっと寂しい。