幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

青空に泳ぐ鯉のぼり

2021-04-30 | 日記

「春に三日の晴れ間なし」とか・・・。

確かに、好天になっても長くは続かないことが多い。

またその逆に、雨雲も長く居座ることはないような気がする。

 

今日は昨日の雨が上がり、青空に鯉のぼりが泳いでいた。

上から、吹き流し、真鯉、緋鯉、小さな鯉(子供)の順番はお決まりなのであろう。

近くのマンションのベランダの鯉のぼりも、小さくはあったがこの順番になっていた。

 

最近では、「屋根より高い鯉のぼり」を見ることが少なくなった。

私が小さかった頃は、子供の日が近くなると、あちこちで鯉のぼりが上っていた。

高々と泳ぐ鯉のぼりは、その一家の喜びにあふれ、誇らしげに見えたものだ。

 


おいしい食パンを目指して

2021-04-29 | グルメ

青森のパン屋さんに、りんごを贅沢に使った食パンがあることを知った。

”生地に100%リンゴ果汁を使い、水は一切使わない”という。

その部分のみ取り入れてトライしてみたのが、昨晩焼きあがったこのパンである。

市販の青森産リンゴジュース(果汁100%)を使い、水は一滴も使っていない。

パンの中にリンゴの果肉を入れるのは、私にはそこまでは無理なのでレーズンを用いた。

要は、「水がわりにりんごジュースを使って焼いたレーズンパン」ということに他ならない。

切ってみると、多少りんごジュースの色がついているようにも見える。

甘みがましているが、食感は「レーズンブレッド」そのもの。

仕込みのとき砂糖の量を変えなかったので、りんごの持つ甘みが足されたのであろう。

我が家のパン焼き機では無理ではあろうが、リンゴのザクザク入ったパンを作れるようになりたいものだ。

 


オオデマリとコデマリ

2021-04-28 | 花木

春を彩っていた辛夷、桜、ハナミズキ、山吹などは若葉に変わっている。

花が少ない緑一色の遊歩道で、「オオデマリ」と「コデマリ」を見つけた。

この白さは清々しさを感じさせてくれる。


かしわ餅

2021-04-27 | グルメ

渋めのお茶をいれ、一服する。

お供にはやはり「かしわ餅」。

青々とした柏の葉っぱが良い香りだ。

 

子供の頃のことである。

母親が庭にあった柏の木の葉で、「かしわ餅」を作ってくれたのを思いだす。

端午の節句の頃、新芽が大きくなり餅を包めるほどの大きさになるのだ。

もともと甘いものが好きな方ではないが、懐かしさでつい手が出てしまう。

 


和同開珎

2021-04-26 | 歴史

先日のハイキングで登った蓑山の下山は、秩父鉄道の「和銅黒谷駅」側に下るコースを採った。

ガイドブックにも、このコースがよく紹介されている。

和銅黒谷駅の駅舎は、レトロないい雰囲気が残っている。

この駅と国道140号を挟んだ反対側に和銅遺跡がある。

 

ここで算出した銅が献上され、それを機に年号は「和銅」と変わったのだという。

日本通貨発祥の地として、遺跡には「和同開珎」の大きなモニュメントが建っている。

 

そばを流れる沢の向かい側の斜面に露天掘りのあとがある。

上から流れ落ちて来たような灰色の泥を手に取ってみた。

粘土質ではない、砂のような触感がした。

 

沢に架かっている橋を渡り、反対側の急斜面の階段を登る。

息を切らせながら登ると、銅が採掘されていた跡を真上から見ることができた。

 

「和同開珎」について習ったのは中学生の頃だったろうか。

手元の歴史年表を引いてみると、”708(和銅1)武蔵国 和銅献上 改元”とある。

和同開珎の材料となった銅は、秩父の山中、まさにこの地で採掘されたものだったのだ。