幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

ハードディスクをSSDと交換

2022-08-11 | ディジタル

最近、6年ほど前に買ったPC(デスクトップ)の処理が遅くなった。

そこで、ハードディスクをSSDに置き換えると速くなるということを聞くので、チャレンジしてみた。

いままでPCは何度も買い替えてはきたが、[燃えないゴミ]にするとき以外そのカバーを開けたのは始めてである。

慣れた人には何でもないことであろうが、私にとっては半分は「どうとでもなれ!」といった気持ちで取り掛かった。

 

まず、パーツの購入はネットで情報を入手し、以下の三点を購入した。

トータルで、ほぼ1万円ほどで用意できた。

① SSD(PCのHDDと同じ容量の500GB)

② USBとSATAの変換アダプター

③ 2.5インチ→3.5インチ変換ブラケット

 

専門的にはいくつも方法があるのだろうが、一番楽そうな、SSDにハードディスクのクローンを作る方法を採った。

これなら、時間はかかるが一発でOSからデータまで入った「そっくりさん」を作れるという。

クローンを作るためのソフトウエアは、無料でダウンロードできるものを捜してインストールした。

 

ソフトのインストールが終ったら、クローンの作成に移る。

まず、SSDとPCとをUSB⇔SATA変換アダプタで接続し、クローン作製ソフトを起動する。

 

途中、いろいろ表示されるが、基本は「次へ」をクリックし最後に「実行」ボタンをクリックする。

前日に不要なアプリケーションやデータを極力削除しておいたのでディスク容量は少なかったはずである。

それで、クローンが「完了」するまでに1時間ほどで終了した。

 

さて、ハードディスクとSSDの付け替えだ。

既存のHDDはクローンでうまく起動できなかった時のために、取り外すことなくそのままにしておいた(結果に自信がなかったから)。

① 出来上がったSSD(クローン)を3.5インチ用ブラケットに4個のネジで止める。

② 次に、それをPCのHDDの横のスペースにねじ止めする。

  私のPCには、HDDを一基増設できるスペースが空いていたのでそこを利用した。

  今回購入したブラケットは、ネジ穴の位置や、ネジのサイズなどとぴったり合うようにできていて、迷うことは無かった。  

③ HDDのコネクタを2個引き抜いて、SSDに差し替えた。

最後にPCの裏ブタを閉めて、ハードディスクからSSDへの換装が完了である。

 

いよいよ緊張の起動である。

電源やLANの接続ケーブルなどを前のように挿して、電源ボタンを押す。

アレアレ・・・、今までイヤと言うほど時間のかかっていたWindowsがアッというまに立ち上がった。

初体験のHDDからSSDへの換装は、あっけなくうまくいった。

ブラウザや他のアプリケーションの処理が、見違えるほどキビキビ動くようになったのはうれしい。

 

 

 

 

 

 

 


デジタル社会の今昔・エアコン

2022-02-24 | ディジタル

エアコンが寿命を迎えリプレースした。

従来機種と同じメーカーのものを購入したが、ずいぶん機能・性能は変わっている。

なにかと、「設定」すべき項目が増え、当然マニュアルのページ数も増えている。

残念ながら、それを丁寧に読むことは少ない。

 

「タイマー」セットの機能でつまづいた。

従来の機種では、毎朝、「電源が入る時刻」をタイマーにセットしていた。

起き抜けに寒い(あるいは暑い)のはイヤだから、あらかじめ起きる40分前の時刻にセットしていた。

今の機種の初期設定では、

タイマーの「入」にセットした時刻とは、「電源が入る時刻」ではなく、「部屋が設定温度になる時刻」であった。

つまり、事前にエアコンを起動し、セットした時刻には、室温を設定温度にしてくれるいう仕組みだった。

いつ電源が入るかは気温しだいで、エアコンが勝手に計算して決めてくれるという。

 

ある朝、タイマーの「入」の時刻より前に起きたら、エアコンがガンガン稼働していることに気が付いた。

古い機種を使っているときの感覚で、「タイマーが壊れたのでは?」と疑ってしまった。

メーカーに問い合わせると、こちらの思い込みとは異なる仕様であることが判明した。

もちろん、従来方式に設定することも可能である。

 

取説をしっかり読まないのはいけない。

外見は大して変わらないが、組み込まれているソフトウェアは、より複雑、高度な処理に進化している。

 


ディジタル社会の今昔・電卓

2022-02-21 | ディジタル

今から40年も前に遡るが、私の使っていた「電卓」である。

不用品を整理していたら、机の引き出しの奥から出てきた。

 

なんと、電池を入れてみたら、なんの問題もなく使える。

さすがに機能は少なく、出来るのは加減乗除の計算だけである。

裏には、”MADE IN JAPAN”とある。

現在は、電卓などほとんどが外国産であろうが、当時は国産だったのだ。

それが、故障一つせずここまで来たことに、”MADE IN JAPAN”に敬意を表したい。

 

電卓が普及する以前、アナログの計算の道具と言えば「計算尺」があり、ディジタル代表は「算盤」だった。

そのどちらも使いこなすには、それなりに習熟が必要なツールである。

私も習った記憶はあるのだが、いずれも実務(仕事)で使うレベルには至らなかった。

それよりも、「電卓」が世に広まるスピードが速かった。

計算式通りにボタンを押せば正確に計算してくれる、電卓は手放せなくなった。

それが今では、面倒な計算はパソコンの表計算ソフトを使い、電卓を引っ張り出すことも少ない。

年のせいだけではなく、益々計算能力は衰えていく。