幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

「カレーうどん」の一つの形

2025-01-05 | グルメ

具の入ったうどんつゆにカレー粉をいれて伸ばし、さらにトロミを付け、茹でたうどんにたっぷりとかける。

よく食べた「カレーうどん」とは、そのようなうどんが多く色は黄色っぽい色をしていた。

「橙や」さんのカレーうどんは、それとは違い、コシのある手打ちうどんに、本格的なカレーがかかっている。

カレーの具としては、じゃが芋、ニンジンを1センチ角ぐらいの大きさにカットしたものがメインとなっている。

カレーライスの「ライス」を「うどん」に替えたようなものだが、このカレーがうどんによく合う。

 

もちろん、うどんであるから箸を使う。

洋服にカレーが飛ぶのを防ぐため、サービスの紙の使い捨てエプロンをかける。

適度な辛さでおいしいカレーを、うどんとかき混ぜながら食べる。

サイコロ状で煮崩れしていないじゃが芋が、ほくほくした食感を残していてカレーに馴染んでうまい。

どちらかといえばカレーが主役のようにも思える「カレーうどん」である。

但し、これは定番のメニューには存在せず、寒い季節だけの限定メニューである。

カレー好きな私は、この冬、このカレーうどんを既に三回食べている。

春の声を聞くと、メニューから消えてしまうのだから・・・。

 


年明けは「そば処 甚五郎」さんで

2025-01-04 | グルメ

お正月も二日目、三日目となると正月料理にも飽きてくる。

そんな時、口当たりのさっぱりとしたのものが欲しくなり、三が日にオープンしているお蕎麦屋さんは有難い。

きのう「そば処 甚五郎(西武鉄道・花小金井)」さんへ行ってきた。

予想通り正月料理に飽きたのか、ひっきりなしに家族連れのお客がやってくる。

 

「そば前」に、熱かんを一本つけてもらう。

普段は気が引ける真昼間のお酒にも、お正月となれば罪悪感はなし。

ただし、「そば前」はそばが出来上がるまでの間をつなぐ、一本だけと決めている。

それは正月に限らず、いつもそうしている。

 

お銚子が空く頃、ちょうど「天セイロ」が出来上がってくる。

そばを見ると、星の入った黒っぽい麺で、うすい緑色っぽくも見える。

熱々の揚げたての海老天2本に野菜天が二つ付いてくる。

そばは二八の角が立った細打ちで、のど越しがよく美味しい。

熱かんを一杯やった後、この冷たく締ったそばは、なんともいいものである。

 

このお店には十割のそばもあるが、私は二八で打ったそばにのど越しの良さを感じ好きである。

いかに好きなそばでも、3,4回手繰ったら無くなってしまうような量だと不満が残る。

旨さを感じるには一定の量が欲しいが、私には十分であった。

 


ニッポンのお正月

2025-01-01 | グルメ

穏やかに元旦の朝が明けた。

多くの家庭では、お屠蘇で今年の息災を願い、お節(おせち)料理、お雑煮で正月を祝ったことであろう。

 

ひと昔前は、正月三が日といえば、世の中のほとんどがお休みだった。

そのため、お母さんたちは暮れに頑張ってお節料理を作り、三が日はあまり台所に立たなくても良いようにしたという。

今はそんなことはなく、三が日に開いているお店も多いし、お節料理も「作るより買う」家庭が増えてきたのではないだろうか。

我が家でも、ここ何年かは、出来合いを買うことにしている。

今年は、京都の料亭が監修したという「三段お重」に、お正月らしい料理が詰まっている。

味や、好き嫌いはともかく、一般家庭では、これだけの材料を揃えるのは困難なことである。

 

お雑煮は、地方により多くのスタイルがあるそうだ。

我が家は、しょうゆ仕立てで、具は鶏肉の他、大根、ニンジン、ホウレンソウなどのシンプルなものである。

お餅は四角い切り餅を、軽く焦げ目がつく程度に焼いて入れる。

香りづけにはユズの皮をちょっぴり。

 

食の多様化が進む今日、お節料理の中身も少しずつ変化しているように見える。

あまり極端に変わってほしくないというのが本音ではあるのだが・・・。