具の入ったうどんつゆにカレー粉をいれて伸ばし、さらにトロミを付け、茹でたうどんにたっぷりとかける。
よく食べた「カレーうどん」とは、そのようなうどんが多く色は黄色っぽい色をしていた。
「橙や」さんのカレーうどんは、それとは違い、コシのある手打ちうどんに、本格的なカレーがかかっている。
カレーの具としては、じゃが芋、ニンジンを1センチ角ぐらいの大きさにカットしたものがメインとなっている。
カレーライスの「ライス」を「うどん」に替えたようなものだが、このカレーがうどんによく合う。
もちろん、うどんであるから箸を使う。
洋服にカレーが飛ぶのを防ぐため、サービスの紙の使い捨てエプロンをかける。
適度な辛さでおいしいカレーを、うどんとかき混ぜながら食べる。
サイコロ状で煮崩れしていないじゃが芋が、ほくほくした食感を残していてカレーに馴染んでうまい。
どちらかといえばカレーが主役のようにも思える「カレーうどん」である。
但し、これは定番のメニューには存在せず、寒い季節だけの限定メニューである。
カレー好きな私は、この冬、このカレーうどんを既に三回食べている。
春の声を聞くと、メニューから消えてしまうのだから・・・。