幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

打ち出の小づち「からすうりのタネ」

2024-10-16 | 植物

大きな木にツルが巻き付き、高いところで真っ赤に熟れていた「からすうり」の実である。

今年は、棒を持って手を伸ばせば取れる高さにあった。

 

実を割ると、とろとろになった果肉の中にたくさん(20個以上)のタネが見える。

粘っこい果肉をきれいに取り除くと、植物の種子としては珍しい形をしたタネが現れる。

その形が「打ち出の小づち」に似ているといわれる。

 

その形からであろう、「金運に恵まれる」縁起物として見る向きもあるようだ。

「財布に入れておくとお金が入ってくる」とか?

何年か前、なにかでそんなことを知り、面白半分でやってみたことがあった。

もちろん、「からすうりのタネ」にそんな力があるはずもなく、我が身には何の変化もなし。

ただ、じっと手を見る。