これは1996年6月の日記です。
3歳の頃、月に一回しか通えなかった
療育センターに持っていくために
書いた日記です。
1日(土)
おにぎりを素手で持つことができないので
練習させるが、ぜんぜんできない。
ハンバーグをこねる時とか、
フライに衣をつける時
新聞紙をひいて手伝わせようとするが
手が汚れることを嫌がる。
2日(日)
おねえちゃんが、
マンガを買ってきて読もうとすると
自分に見せろと、引っ張って泣く。
それでも離さないと泣きながら
「モ-」といっておこる。
上の子と笑ってしまう。
4日(火)
療育センタ-に行くために
朝9:20のジェットフォイルに乗る。
修学旅行と鉢合わせになって
満席で窮屈な船旅になってしまった。
由紀子はカセットを聞いておとなしくしていた。
長崎の街中ではTVで見たことのある看板に
感激して唄ったりおお喜びだった。
5日(水)
初めての訓練なのに
由紀子はニコニコして楽しそうだった。
ビ-ズで遊んだときにビ-ズの中に
足をつけることができなかった事だけが気になったが
クラスの中にでは1番症状が軽い方だったと思う。
今までがんばったことが無駄ではないと思った。
6日(木)
長崎から帰った疲れも見えずに由紀子は元気だ。
療育センタ-で教えてもらったマッサ-ジをしてやると
くすぐったい様子だったが、
嫌ではなさそうだった。
首につかっまってぶら下がる
最初の頃とは比べ物にならないほど長くぶら下がれる。
7日(金)
わんぱく広場。
気のせいか最近みんなと同じように
行動出来る事が多くなったような気がする。
1年遅れがあってもそれなりに成長するのだろうから
2才半ぐらいの子どもと同じなのかもしれないが、
これ以上同級生の子どもたちに離されないように、
少しで間隔が縮まるように
がんばっていかなくてはと思う。
8日(土)
ビニ-ルプ-ルを買ってきて
パイプ枕の中身をだして
療育センタ-でやった訓練をまねして見た。
やはりどうしても足を浸けることができない。
焦ってはいけないと
自分に言い聞かせながら一緒に遊ぶことにする。
口の中にパイプを入れてしまうので目が離せない。
9日(日)
子ども劇場の例会。
小さな人形劇を
私の膝の上で初めて最後まで見ることができた。
11日(火)
久しぶりに外でみんなと遊ぶ。
相変わらず一人だけはなれて自由に振る舞って
何度もおしっこを漏らして・・・、
他の子と比較すまいと思っていても
やはり寂しくなってしまう。
12日(水)
2週間ぶりの音楽教室。
慣れてきたこともあるのだろうが
関係ない歌を唄ったり、
言葉を発したりするので
ハラハラしてしまう。
先生には由紀子のことは話してあるので
それなりに対応してくださるので助かる。
でも、音楽が好きなのは確かだ。
13日(木)
ビニ-ルプ-ルで遊ぶ。
やはり足は浸けられないが、
この遊びが嫌いな訳ではないようだ。
パイプの中におもちゃを隠して
宝探しの真似事をしてみたら、
なかなかじょうずに探す。
14日(金)
わんぱく広場の日。
「かたつむり」の手遊び唄をやったとき
由紀子が上手に真似をしていた。
最近TVの手遊びや、
体操のまねごごとを
よくするようになったなあと思っていたが
わんぱく広場で自分からやっているのを見るのは
初めてだったのでうれしかった
15日(土)
TVの情景を見て
適切に表現する言葉を使うようになったと思う
「おうまさんだ、ポックリポックリ」
「ネコサンかわいいね」
今まで口にする言葉は
ほとんど絵本の中のセリフだったのが
少しずつ自分の言葉になってきているような気がする。
16日(日)
ビニ-ルプ-ルで遊ぶ。
かごの中にパイプをいれて
雨のように降らみるとすごく喜んで
いつの間にか
足をプ-ルの中に入れて遊んでいた。
しばらくするとまた上にあげていたが
この調子でいけば慣れてくれるかもしれない。
17日(月)
今日はおねえちゃんが休みなので
3人でバスに乗っておばあちゃんの家にいった。
おじいちゃんとおばあちゃんに
可愛がってもらって、
ご機嫌の由紀子だった。
「おじいちゃん!」「ハ-イ」
と愛嬌を振りまいた後
おばあちゃんの事を
「ばあ-ばあ」と呼んで
、
おばあちゃんがガクッとして大笑いだった
18日(火)
近所のお友達を家に呼んで
ビ-ズプ-ルで遊んだ。
やはり一人で遊ぶより、
お友達との方が楽しい。
無関心のようだがやはり気になるようで
側にいて遊び方を真似たりしていた。
19日(水)
音楽教室の日。
カスタネットを曲に合わせていたたく場面で
踊りだしてしまった。
象さんの曲の時は象さんの真似をして
蟻さんの時それらしく・・・、
先生はそれでもよくがんばったねと
シ-ルをくださった。
手をつないで踊るときリズムに合わせて両足で飛べた。
20日(木)
昨日音楽教室が終わって
4時ごろお昼寝をしたせいか
夜、寝たの12時半だった。
しかし由紀子は元気で
私の方が眠くて1日気分が悪かった。
長靴を一人で履けるようになったので
外へ履いて出かけた、
水たまりの中をピシャピシャと楽しそうだった。
21日(金)
わんぱく広場の日。
今日はなぜか気分がのらないらしく
なんとなく無関心だった。
2日続けて12時ごろまで起きていたせいで
睡眠不足ではないかと思ったので
なるべく早く昼寝をさせて、
夜はやっと10時半に寝せることができた。
ビ-ズプ-ルで足を浸けることができるようになった。
ずっとではないが遊びに夢中になった時は
中に浸けて遊んでいた。
22日(土)
23日(日)
朝から鼻水が出ていると思ったら、
夜になって37.5の発熱。
半年ぶりぐらいになるだろうか?
熱をだすと脳の発育がよくなると言っていた
yukiパパはなんとなくうれしそう。
夜中38。5まで上がってさすがに寝苦るしそう
24日(月)
朝から病院へ。
夏風邪とのことクスリを出してもらって帰って来る。
薬が嫌いでなかなか飲んでくれない。
それでも夕方には平熱に戻っていた。
25日(火)
福祉事務所にいって保育園の事を相談にいく。
働いていないお母さんの子どもは
保育所では預かれませんといわれた上に、
手のかかる子供が行くと
他の子どもの逆差別になるといわれて、
悔しく泣いてしまった。
なぜその場で怒って文句がいえなかったのか。
26日(水)
N井さんに電話をして
「若竹の会」の会長さんのUさんに会わせてもらう。
「M保育園」が
自閉症の子どもを受け入れていると聞いて
目の前が明るくなる思いがした。
今日も12:00になっても眠れず、
私はイライラ!
27日(木)
かくし絵の絵本「キンギョ」を使って
質問をしてみたら
正確に指で指して答えた。
少しずつ少しずつ成長していると実感する。
28日(金)
わんぱく広場の日だが、
朝から咳が続くので欠席する。
雨が降ってばかりで運動不足なのか
「お外お外」と玄関へばかり行く。
29日(土)
夕方雨が上がったときは
由紀子と散歩に行くことにする。
今日は港へ船を見に行く。
家から5分くらいの所だが、
街から急に港になるので
気分転換には最高で由紀子も大喜び!
30日(日)
おじいちゃんの所へ行く
「おはようございます。」
と丁寧にあいさつをしてみんなを驚かす。
3歳の頃、月に一回しか通えなかった
療育センターに持っていくために
書いた日記です。
1日(土)
おにぎりを素手で持つことができないので
練習させるが、ぜんぜんできない。
ハンバーグをこねる時とか、
フライに衣をつける時
新聞紙をひいて手伝わせようとするが
手が汚れることを嫌がる。
2日(日)
おねえちゃんが、
マンガを買ってきて読もうとすると
自分に見せろと、引っ張って泣く。
それでも離さないと泣きながら
「モ-」といっておこる。
上の子と笑ってしまう。
4日(火)
療育センタ-に行くために
朝9:20のジェットフォイルに乗る。
修学旅行と鉢合わせになって
満席で窮屈な船旅になってしまった。
由紀子はカセットを聞いておとなしくしていた。
長崎の街中ではTVで見たことのある看板に
感激して唄ったりおお喜びだった。
5日(水)
初めての訓練なのに
由紀子はニコニコして楽しそうだった。
ビ-ズで遊んだときにビ-ズの中に
足をつけることができなかった事だけが気になったが
クラスの中にでは1番症状が軽い方だったと思う。
今までがんばったことが無駄ではないと思った。
6日(木)
長崎から帰った疲れも見えずに由紀子は元気だ。
療育センタ-で教えてもらったマッサ-ジをしてやると
くすぐったい様子だったが、
嫌ではなさそうだった。
首につかっまってぶら下がる
最初の頃とは比べ物にならないほど長くぶら下がれる。
7日(金)
わんぱく広場。
気のせいか最近みんなと同じように
行動出来る事が多くなったような気がする。
1年遅れがあってもそれなりに成長するのだろうから
2才半ぐらいの子どもと同じなのかもしれないが、
これ以上同級生の子どもたちに離されないように、
少しで間隔が縮まるように
がんばっていかなくてはと思う。
8日(土)
ビニ-ルプ-ルを買ってきて
パイプ枕の中身をだして
療育センタ-でやった訓練をまねして見た。
やはりどうしても足を浸けることができない。
焦ってはいけないと
自分に言い聞かせながら一緒に遊ぶことにする。
口の中にパイプを入れてしまうので目が離せない。
9日(日)
子ども劇場の例会。
小さな人形劇を
私の膝の上で初めて最後まで見ることができた。
11日(火)
久しぶりに外でみんなと遊ぶ。
相変わらず一人だけはなれて自由に振る舞って
何度もおしっこを漏らして・・・、
他の子と比較すまいと思っていても
やはり寂しくなってしまう。
12日(水)
2週間ぶりの音楽教室。
慣れてきたこともあるのだろうが
関係ない歌を唄ったり、
言葉を発したりするので
ハラハラしてしまう。
先生には由紀子のことは話してあるので
それなりに対応してくださるので助かる。
でも、音楽が好きなのは確かだ。
13日(木)
ビニ-ルプ-ルで遊ぶ。
やはり足は浸けられないが、
この遊びが嫌いな訳ではないようだ。
パイプの中におもちゃを隠して
宝探しの真似事をしてみたら、
なかなかじょうずに探す。
14日(金)
わんぱく広場の日。
「かたつむり」の手遊び唄をやったとき
由紀子が上手に真似をしていた。
最近TVの手遊びや、
体操のまねごごとを
よくするようになったなあと思っていたが
わんぱく広場で自分からやっているのを見るのは
初めてだったのでうれしかった
15日(土)
TVの情景を見て
適切に表現する言葉を使うようになったと思う
「おうまさんだ、ポックリポックリ」
「ネコサンかわいいね」
今まで口にする言葉は
ほとんど絵本の中のセリフだったのが
少しずつ自分の言葉になってきているような気がする。
16日(日)
ビニ-ルプ-ルで遊ぶ。
かごの中にパイプをいれて
雨のように降らみるとすごく喜んで
いつの間にか
足をプ-ルの中に入れて遊んでいた。
しばらくするとまた上にあげていたが
この調子でいけば慣れてくれるかもしれない。
17日(月)
今日はおねえちゃんが休みなので
3人でバスに乗っておばあちゃんの家にいった。
おじいちゃんとおばあちゃんに
可愛がってもらって、
ご機嫌の由紀子だった。
「おじいちゃん!」「ハ-イ」
と愛嬌を振りまいた後
おばあちゃんの事を
「ばあ-ばあ」と呼んで
、
おばあちゃんがガクッとして大笑いだった
18日(火)
近所のお友達を家に呼んで
ビ-ズプ-ルで遊んだ。
やはり一人で遊ぶより、
お友達との方が楽しい。
無関心のようだがやはり気になるようで
側にいて遊び方を真似たりしていた。
19日(水)
音楽教室の日。
カスタネットを曲に合わせていたたく場面で
踊りだしてしまった。
象さんの曲の時は象さんの真似をして
蟻さんの時それらしく・・・、
先生はそれでもよくがんばったねと
シ-ルをくださった。
手をつないで踊るときリズムに合わせて両足で飛べた。
20日(木)
昨日音楽教室が終わって
4時ごろお昼寝をしたせいか
夜、寝たの12時半だった。
しかし由紀子は元気で
私の方が眠くて1日気分が悪かった。
長靴を一人で履けるようになったので
外へ履いて出かけた、
水たまりの中をピシャピシャと楽しそうだった。
21日(金)
わんぱく広場の日。
今日はなぜか気分がのらないらしく
なんとなく無関心だった。
2日続けて12時ごろまで起きていたせいで
睡眠不足ではないかと思ったので
なるべく早く昼寝をさせて、
夜はやっと10時半に寝せることができた。
ビ-ズプ-ルで足を浸けることができるようになった。
ずっとではないが遊びに夢中になった時は
中に浸けて遊んでいた。
22日(土)
23日(日)
朝から鼻水が出ていると思ったら、
夜になって37.5の発熱。
半年ぶりぐらいになるだろうか?
熱をだすと脳の発育がよくなると言っていた
yukiパパはなんとなくうれしそう。
夜中38。5まで上がってさすがに寝苦るしそう
24日(月)
朝から病院へ。
夏風邪とのことクスリを出してもらって帰って来る。
薬が嫌いでなかなか飲んでくれない。
それでも夕方には平熱に戻っていた。
25日(火)
福祉事務所にいって保育園の事を相談にいく。
働いていないお母さんの子どもは
保育所では預かれませんといわれた上に、
手のかかる子供が行くと
他の子どもの逆差別になるといわれて、
悔しく泣いてしまった。
なぜその場で怒って文句がいえなかったのか。
26日(水)
N井さんに電話をして
「若竹の会」の会長さんのUさんに会わせてもらう。
「M保育園」が
自閉症の子どもを受け入れていると聞いて
目の前が明るくなる思いがした。
今日も12:00になっても眠れず、
私はイライラ!
27日(木)
かくし絵の絵本「キンギョ」を使って
質問をしてみたら
正確に指で指して答えた。
少しずつ少しずつ成長していると実感する。
28日(金)
わんぱく広場の日だが、
朝から咳が続くので欠席する。
雨が降ってばかりで運動不足なのか
「お外お外」と玄関へばかり行く。
29日(土)
夕方雨が上がったときは
由紀子と散歩に行くことにする。
今日は港へ船を見に行く。
家から5分くらいの所だが、
街から急に港になるので
気分転換には最高で由紀子も大喜び!
30日(日)
おじいちゃんの所へ行く
「おはようございます。」
と丁寧にあいさつをしてみんなを驚かす。