真の動物福祉牧場を目指して

六波羅蜜(パラミータ)と彼岸

今ちょうど秋のお彼岸のシーズンですが、これが7日間の儀式で六波羅蜜を修行すべき期間だとは知りませんでした。

彼岸と波羅蜜は共にインドのパラミータ思想から来ており、彼岸は言わば天国で六波羅蜜はそこに到達する方法を示しています。

1日目は布施を修行する日とされ、これには利施(お金や物など)、敬施(表敬する)、道施(道を示す)の3つの修行法があり、道施が最も尊い布施とされます。

2日目には持戒を修行すべしとされ、仏教の五戒では不殺生、不偸盗、不盲語(ウソ)、不邪淫、不飲酒となっており、最後の持戒が私には一番難しいです。

3日目に忍辱を試す修行が行われ、これには持戒よりも一段ハードな断食や、キツい肉体労働とか人が嫌がる汚れ仕事などが挙げられそうです。

4日目は精進で、一日を普段よりも精進して過ごします。 これは特別な日として精進するのであって、ずっと続けると無理が祟るので中道を大事にしましょう。

5日目に禅定(譲)を修行します。これは真っ直ぐに座って呼吸に意識を集中する修行ですが、ゼンジョウには二通りあり禅譲の方がより深い修行のようです。

6日目が智慧(般若)パラミータの日とされますが、これは一概にどう修行すれば良いのか図りかねます。
現代においては、自分が最も大切とする智慧についてじっくり再考する事が、般若波羅蜜に当たるかと思います。

こうして7日目に総決算として、彼岸に居る先祖の元を表敬訪問します。
しかしこんな真摯な姿勢でお彼岸の墓参りに臨む人が日本にどれだけ居るかは心許ない限りです。

かくいう私も先祖の墓参りは10年程もご無沙汰しており、お彼岸でも先祖やパラミータを意識する事は全く有りませんでした。

せっかくこうして、物語のカウント アップ(前にも原爆投下でカウント アップしました)の流れでパラミータの儀式を知れたので、今回のお彼岸から少しはこれを取り入れようかと思います。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る