真の動物福祉牧場を目指して

免疫ミルクをご存知ですか?

コロナパンデミックが深刻さを増しており、世界で感染者は一億人の大台に達しました。我々東アジア人は遺伝的にコロナには強いようで、死亡率は他の民族の10%にも満たないですが、ウイルスは変異を繰り返しているので油断はできません。
ワクチンは出回って来ましたが、その予防効果は確実とは言えず、かえって新たな変異ウイルスを生んでしまう危険性も危惧されております。

既に感染して命を脅かされている多くの人々に対しては、カナダでいち早く開発された抗体治療が最も有効な手段と言え(予防効果も高い)、トランプ氏もこれにより重症化せずに速やかに回復しました。
しかし抗体を人から採集するのは大変で量も限られ(抗体を作るB細胞をクローニングして大量生産する技術は効率的ですがコストが高い)、特別なエリート層のみが受けられる治療というのが実情のようです。

ではもし、牛にコロナの抗体を作らせて、その血漿を注射できたらどうでしょう? 実は乳と言うのは血漿とほぼ同じ成分であり、牛はそれを1日平均30リツトルも出します。そして牛にワクチンを打って抗体を作らせる技術は、「免疫ミルク」と言う研究ジャンルで効率性が確立しており、既にずっと前から(アメリカで最初に)商品化されております。

これは粉ミルクとなっているので保存が効き、一般的には普通に飲んでその抗体の作用が得られる物で、緊急的には点滴も可能です。なぜこの免疫ミルクが現在それ程注目されないのか、私には理解できません。

あるいはニュースが伝わらないだけで、インドなどでは既にこうした対策が取られているのかもしれません。
それと云うのも、インドの農家では個人的に牛乳を絞って飲んでおり、牛と人が同じ家で暮らしてたりもします。そうすると人の感染症が牛にも移り、その抗体がミルクに現れるので、自然に免疫ミルクを飲んでいる事になります。高温殺菌などもせず、搾りたてを生で飲む事でその薬効を効果的に得られます。
抗体カクテル療法(免疫ミルク)というのは、抗体の種類が多いほどシナジー効果(お互いに高め合う)が発揮され、単に感染症を治すだけでなく様々な健康作用も得られます。
それは免疫力を高めると共に調整もし、ガンや自己免疫疾患に対する有効な予防、治療法として近年需要が高まって来ており、その効率的な抗体の組み合わせ方法も進化して来ております。

前に、「牛乳はがぶ飲みする物ではなく、貴重な薬として頂く物として普及させたい」と書いたのはこうした意味合いです。日本ではまだ免疫ミルクの製造は行われておりませんが (ニュージーランド製が出回っている)、今回のコロナ禍を機に乳業会社(ヤクルトに期待します) が取り組んでくれたならば、是非そこと契約を結びたいと思っております。
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